高齢者大脳能力開発治療紹介

2017年治療成績

はじめに

高齢になると脳の血管が劣化すると共に脳への血流量が低下し、それに伴い記憶力・思考力・創造力・気力・意欲などが低下します。この状態を神経ブロックを用いて改善させる治療法を紹介します。

治療の原理

脳底動脈や脳幹への動脈を支配している交感神経節(上頚神経節)を表面麻酔剤でブロックし、血管平滑筋を弛緩させて血流量を増やします。魔法でも奇蹟でもなく一定時間血管を拡張させるだけの治療です。現存する脳治療の中でもっとも効果が高くリスクの少ない治療法です。

治療回数

通常1週間に1回しか行いませんので1回の注射の効果は2~3日しか現れませんが、これを重ねることで徐々に脳のシナプスは回復していくと思われます。

副作用

血管を拡張させるので抗凝固薬ワーファリンなどを服薬していると微小な脳出血のリスクが高まると思われますので本治療は行いません。バファリンなどの抗血栓であれば問題がないと思われます。局所麻酔剤にアレルギーのある方は行えません。局麻中毒の症状として注射後数十分間、めまい、悪心、悪寒などが起こることがまれにあります。

効果(実例)

思考力・創造力などを具体的数値で表せませんので、実際にこの治療を行っている方の実例を掲載します。


79歳女性

主訴:月に2~3回失神する 普段でもふらつく(→詳しくはブログ「血圧不安定による失神発作予防に上頚神経節ブロック」) 経過:現在毎週1回上頚神経節ブロックを行う

治療の成果

「ブロック後は3日間、意欲・字を読む能力・接客能力・しゃべる能力が間違いなく上がると言う。先週は水曜日に大勢のお客さんが家に来たが、ブロックのおかげで家事や接客をこなすことができて本当に助かりましたと話してくれた。食欲も完全に回復(以前は1か月間食欲不振で1日におにぎり1個も食べられなかったがそれも改善した)。」


62歳女性

主訴:両耳鳴り(年中大音量のせみの声が24時間なり続けている×6年) 既往歴:下垂体腫瘍で手術を2度行っている。 経過:毎週1回上頚神経節ブロックを行い、すでに40回以上治療を行った。耳鳴りは両耳とも半分程度の音量になったが、まだ鳴りやまない。しかし1日のうち数十分、耳鳴りが鳴りやむようになった。

治療の成果

「ブロック治療後に物事に対する意欲が桁違いに増進したと話してくれた。孫の未編集ビデオが何十本と放置されていたが、パソコンを用いてそれらを全て編集できたとのこと。編集できたのは偶然ではなく、このブロックの効果であると彼女は断言してくれた。耳鳴りが治ってきたのも奇蹟です。」


75歳女性

脳梗塞後遺症で右片麻痺 ブロック9回目で大根の千切りが可能となる(「最新医学トピックス」>「脳梗塞後遺症に革命的な新治療法」参)

治療成果

すでに後遺症として完全に固まっていた右手の巧緻性がブロックで向上したのは偶然ではないでしょう。


信じていただかなくても構いません

本ブロックは脳の血流量を増やすだけの治療であり、特別難しい原理は何一つございません。今後、脳の機能が改善した例、せっかく治療しても改善しなかった例も掲載していきます。私は医師であり自然科学者であり、治療成果を誇張していませんが、世間一般的には信じがたい話でしょうから、無理に信じていただかなくて構いません。興味のある方のみご一報ください。本ブロックを商売にして儲けようとは考えておりません。なるべく多くの医師に治療法を伝授し、高齢化社会を救うことが私の目的です。本治療は病気でない方にも適応できるのでご紹介差し上げました。

 

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