あきらめないことで奇蹟的に回復した突発性難聴

はじめに

 当院には他の病院(大学病院も含む)で改善しなかった難治性の突発性難聴患者が来院します。突発性難聴はあらゆる治療を行ったとしても、約3分の1が難治性であり全く改善しません。この難治性の突発性難聴を医学的には治す方法がありません。

 この全体の3分の1と言われる「治らない突発性難聴の症例」に対し、私は上頚神経節ブロックを行うことでそのうちの60~70%を回復させることができます(詳しいデータはこちら)できます。しかし、逆に言うと上頚神経節ブロックでも改善しないケースが30~40%あります。これは突発性難聴全体の約10%に当たります。つまり医学的には全く回復することがない不幸な突発性難聴が全体の10%です。

この不幸な10%に対し、量子波ヒーリングを施術すると、そのうちの3分の2を改善させることができた(データはこちら)のは驚異的です。

ところが量子波ヒーリングを行っても改善しない超不幸な突発性難聴が全体の3~4%存在します。この超不幸な突発性難聴の症例では、治療をいつあきらめるのか? あきらめず続ければいつかは回復することがあるのか? のはざまで悩むことになります。

今回、あきらめずにご加持の施術を約1か月間受け続けた43歳の患者が奇蹟的に回復しはじめ、発症から2か月と2週間経過した現在も少しずつ回復し続けているので報告します。あきらめなければ回復し続けるという貴重な症例です。

症例 43歳男性

既往歴 左耳難聴(2012年発症)63.8db(4分法)

現病歴 10/3 右耳に難聴出現。10/4~10/15まで都内K記念病院に入院するが全く改善が見られず退院。10/15当院初診。K記念病院では星状神経節ブロック、混合ガス、鼓室内注射、点滴と、日本でこれ以上ないと言われるほどの徹底した最高峰の治療を受けた。しかし全く改善を認めなかった。

経過 10/15から初回治療を行い、10/23まで量子波ヒーリングと上頚神経節ブロックをそれぞれ5回受けるがほとんど改善が見られませんでした。通常ならばこれであきらめるところですが、左耳にも難聴があるのであきらめきれず、本人は量子波ヒーリング(K先生)の力を信じ、治療を継続することにしました。その後3週間、10回の治療を行ったところ、11/14には全体的な回復が認められました。その後も治療を続け、12/4にはさらに改善しました。

考察 本症例は2週間の入院治療で現医学で効果があると思われる治療の全てをし尽くし、そしてそれらが全く無効の超不幸な突発性難聴です。「治る見込みがない」状態をこのように改善させることができたのは、上頚神経節ブロックのおかげであるとは考えられません。なぜならば上頚神経節ブロック単独の治療においても、最初の2週間は全く改善しなかったからです。これまでの私の治療経験では、これほどの難治例が改善したケースは一例もありません。本データは驚くべき結果であり、改善は量子波ヒーリングに依存していると思われます。

 もし、最初の2週間で治療をあきらめていた場合、今回のような奇蹟的回復を経験することができなかったわけで、「量子波ヒーリングを信じて受け続ける」ことがもっとも重要であったことがわかります。私たちを信じた結果の改善と言えるでしょう。

今後

 改善は少しずつですが聴力は改善し続けており、このまま治療を続ければ、どこまで改善するのかが大変興味深い症例です。結果は追って報告したいと思います。

あきらめないことで奇蹟的に回復した突発性難聴」への7件のフィードバック

  1. はじめまして、2018/12/17に突発性難聴を発症しました。12/19〜12/27でステロイド投与入院し、12/28〜1/4で別病院にて、鼓膜内ステロイド注射、高圧酸素療法で入院しております。

    聴力検査ではスケールアウトから、65dBまで改善しております。入院中にこのブログを見つけまして、上頚神経節ブロックについて知りたいと考えております。東京とのことですが、貴院の情報に教えていただけると幸いです。

  2. はじめまして。
    74歳の母が突発性難聴(両耳)を発症し、1週間入院でのステロイド点滴、通院での鼓膜内ステロイド注射を受けましたが、変化はなく、両耳とも全く聞こえません。
    こちらのブログを拝見し治療を受けたいのですが、兵庫県在住のため、通院することがかないません。
    上頚神経節ブロックだけでも受けたいと思っているのですが、関西で良い先生をご存知でしたら、お教えいただけないでしょうか?
    よろしくお願い致しますm(_ _)m

  3. はじめまして。
    2019/05/21に突発性難聴を発症しました。
    1か月以上時間が経ってしまってはいますが、先生の診療をお願いしたいと思っております。
    予約の方法などお知らせ頂けると助かります。どうぞよろしくお願いします。

  4. 重複でしたら申し訳ありません。コメントが表示されないため、重ねての送信、あらかじめお詫びいたします。

    2019/05/21に突発性難聴を発症致しました。一か月以上の時間が経過しておりますが、先生の治療をお願いしたいと希望しております。予約方法などをご連絡頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

    • タイトルにありますように、あきらめなければ回復します。ただし、通院の距離の問題があるのでそれがかなうかどうかでしょう。

  5. はじめまして。
    一昨日に突発性難聴を発症しました。重度の突発性難聴を発症しました。現在、某大学病院でステロイドの点滴を行なっていますが、先生の記事を拝見し、退院に治療を受けさせていただきたいです。
    どちらにご連絡を差し上げればよろしいですか?

    • この投稿にもあるように、「あきらめないで通院治療する」ことで回復の可能性は無限に広がります。回復し続けている人はここに紹介した方以外にもいます。ただし、固定してしまった難聴を回復させることは、決して簡単ではありませんので、少し治療してダメだったからあきらめるというような軽い気持ちではいけません。私たちを信頼して一緒に頑張るという姿勢が必要です。

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