気管支喘息をステロイドを使用せず改善させた3例

はじめに

気管支喘息は現医学では完治させることは難しく、アトピー性皮膚炎の治療と同様、ステロイド治療が主流となりますが、使用を中止すると再発することから、治療になっていないことが指摘されています。減感作療法は手間暇がかかること、アレルゲンが一つではないこと、と重大なリスクがあることから、日本ではあまり普及していないようです。

 当院ではご加持(密教に伝わる伝統的な治療法)で瞬時に喘息を改善させた3例を経験しましたので報告します。ちなみに薬剤を使わず「瞬時」に改善させることは現医学では不可能です。

症例1  T.S.さん 80歳 女性

慢性関節リウマチを約10年前から発症し通院中の患者です。両膝痛、肩が動かない(後ろの髪の毛をさわれない)、両手関節痛、両肘痛、両足関節痛があります。それとは別に約20年前から喘息症状があり、深呼吸ができません(深呼吸すると咳が出てそれが引き金になり喘息症状が出る)。当院の翠蓮先生がご加持を行ったところ、即座に肩が動くようになり、深呼吸ができるようになりました。それ以来深呼吸をしても咳が出なくなったと報告を受けています。ご加持を行うことでリウマチによる関節痛も即座に改善させました。

症例2 T.E.さん 52歳 女性

 当サイトで紹介した慢性好中球減少症の症例と同一人物です。当院で翠蓮先生が1時間のご加持を行ったところ、喘息の回数が半分に減少しました。

症例3 翠蓮先生ご自身

 約2か月前より喘息発作が起こるようになりました。発作時に咳が出現し気管支がヒューヒュー鳴ります。自分で自分自身にご加持をすると咳が治まるということを経験します。また、N寺(師匠のお寺)に行くと全く咳が出なくなります。この喘息発作は1日に数十回起こりましたが、現在、喘息と呼べるような発作(気管支がヒューヒュー鳴る)は起こらなくなりました。

考察 上記3つの喘息はアレルゲンが原因であるアトピー型喘息であるかどうかは不明です。しかし、ご加持がアトピー型であるにせよそれ以外にせよ、おそらく全てのタイプの喘息治療にご加持は有効であり、かつ即効性があると推測します。ステロイドなどの薬剤は即効性がありますが、免疫異常を改善させることはほとんどなく、減感作療法はアトピー型でありアレルゲンが全て特定されるのであれば効果がありますが、そうでない場合には治療法がありません。そうした現状の中、ご加持は即効性と改善の両立ができる優れた治療法であると言えます。

 喘息は体内の免疫システムの異常が根本原因ですが、免疫システム自身を改善させることは現在の医学ではなかなか難しい現状があります。しかし、ご加持は免疫のシステム異常を正常化させる力を持つ治療法として注目すべきです。

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