2次ニューロン性腰痛症の発見

2017年治療成績

はじめに

私は「どんな治療薬、どんな神経ブロックを用いても治らない腰痛(疼痛)患者」を真剣に治療することを開始してまだ1年半しか経過していない。あらゆる麻酔科・ペインクリニック科の医師たちの高度なブロック注射に「全く反応しない痛み」を持つ患者たちは、全員が心療内科に送られていた。ここでいう「全く反応しない」とは、100%効果を発揮するであろう神経根ブロックを行ってさえも、全く痛みが変化しないという状況を意味する。つまり、神経を引き抜いたとしても「痛みが変わらない」ことを意味するわけで、そうした患者たちは身体具現性障害、うつ、などの病名をつけられ心療内科に自動的に送られることになる。その影響で本人も自分が精神的におかしいと思い込むようになる。


彼らは脳外科・麻酔科・精神科・内科…とあらゆる科をたらいまわしにされた挙句、最終的に精神科におさまり、大量の経口薬を処方される。私はそうした「現医学が見放した」腰痛患者たちを、「どこかに器質的な痛みの原因がある」と考え、本気で治療しようとして1年半が経過したわけである。


最初はてさぐりで行っていたブロック治療だが、奇蹟は起こった。なんと、あり得ないことに、胸部硬膜外ブロック(T3レベル)で腰痛、足底痛、しびれ、違和感が改善されるのである。つまり末梢神経が関与していない痛みやしびれ、不快感があることが推測されたのだ。


胸椎レベルには腰痛を起こす知覚神経(脊髄視床路)の軸索しか存在せず、神経細胞体は存在しない。よって知覚神経の2次または3次ニューロンの軸索が損傷されることによる幻の痛みがあることを発見したといってもよいだろう。腰痛や足の裏の痛みの原因が、腰よりもはるか上部の胸椎レベルにその原因があることなど、誰が想像するだろう。腰痛や足裏の痛みやしびれを訴える患者に対し、T3付近にブロックをする医師がどこにいるだろう。


しかし、私は脊髄視床路が損傷を受けて幻の(末梢神経が一切関与しない)疼痛を作り出すシステムがあることを臨床的に断定した。推定ではない。断定である。私の断定が医学的に通用するとは思わないが、「治らない疼痛」に悩む多くの患者たちの一筋の光となることを祈り、ここに記載する。他人任せではあるが、誰かが大学で真剣に研究すれば、この病態がすぐに解き明かされると思われる。そのきっかけになればと思っている。本文は「難治性腰痛症BICBの新治療概念」の続編である。


さて、そんなことは「あなたが言わなくてもアメリカの線維筋痛症学会でとっくに研究されている」と言うのであればそう言っていただいてかまわない。重要なことは治せるかどうか?である。治せるのならその理論はとっくに世界の常識となっている。


二次ニューロン性の腰痛の3例

私は3例のほぼ全く同じ症状を持つ患者を経験した。

  1. MRIなどで痛みやしびれに一致する所見がない。
  2. 神経根ブロックや硬膜外ブロックなどのあらゆるブロック注射で全く改善しない
  3. だるく不快な腰痛があり足底に痛みとシビレがあることが多い
  4. 腰ではなく胸部の硬膜外ブロックでのみ症状が改善する

※上に挙げた例はMRIで明らかな異常がない患者を対象としたので3例と少数になったが、MRIで多少の異常がある、腰部硬膜外ブロックが少しは効果があるというような例を合わせると、この1年半で同様な症例を10例以上経験している。


末梢神経が全く関与しない幻痛

本幻痛は幻肢痛とは異なる。足を切断したにもかかわらず、足の痛みを感じるという幻肢痛があるが、これは神経根がひきぬかれているわけではないので、神経根が炎症を起こせば、幻肢痛が出現するのは当然。これは神経根という末梢神経が関与している痛みである。よって幻肢痛は神経根ブロックで完全に消失させることができる。しかし、私が述べる二次ニューロン性の疼痛はシステムが全く異なる。脊髄視床路の主に旧脊髄視床路の軸索が損傷を受け、その損傷部位とは全く異なる遠方に幻の痛みを作りだすシステムである。末梢神経が関与しないわけであるから、胸腰椎移行部から末梢の神経をどれほど的確にブロックしたとしてもその痛みは全く消えない。


的確な神経根ブロックを行っても、全く痛みが軽くならない様子を見て、ブロックを行った医師は「原因は脳にある」と誤診することが確定する。末梢に原因がないのだから原因は中枢にあると考えるのは医師として当然である。しかし、それをいきなり「脳」のせいにするのは科学者ではない。脳と末梢の中間には脊髄視床路(2次・または3次ニューロン)が存在することを全く考えていないからである。


緩やかな脊髄損傷性腰痛

私は長年の研究の末、脊髄・脊椎不適合症候群の概念を確立させた(終糸症候群や平山病と概念が似ている)。その延長上に今回の二次ニューロン性腰痛の存在がある。つまり脊髄が尾側に引っ張られることによる張力と、胸椎の後弯カーブで後方の硬膜に圧挫されることによる物理的なストレスで胸髄のT3~4付近のニューロンが障害されて炎症を起こすことが原因であると考えられる。つまり緩やかな脊髄損傷である。


脊髄の損傷は走行距離が長いニューロンから障害されていくと推測する。つまり足裏や仙骨周囲に至る神経の二次ニューロンほど損傷されやすいと考える。さらに物理的に前索よりも側索や後索が選択的に損傷されやすいと思われる。それは胸椎の後弯から見て、前索はインコース、側索・後索はアウトコースを走行するからである。脊髄損傷であるならば、下肢の脱力や腱反射亢進も起こるはずだと思われるだろうが、まさに私の外来に来る患者はそうした症状も伴っている者が実際に多い(他医には原因は身体具現性障害と言われている)。そして、原因不明の四肢脱力の本格的な治療を行っている国内唯一の施設が私の診療所である。私の元に来院する原因不明の腰痛患者たちは、実際に腰痛以外にも脱力、心窩部痛、下痢、食欲不振、冷えなど様々な症状を訴える。それはまさに脊髄損傷が由来しているように思える。


脊髄視床路損傷について

脊髄視床路は外側(新)と内側(旧)があり、内側はC線維の痛みを伝えると言われる。患者の多くは鋭い痛みよりも鈍い痛みを訴えるが、基本的に幻の痛みであるのでどちらもあり得る。ただし、痛みが鋭いから外側、痛みが鈍いから内側と単純に考えてはいけない。基本的に脊髄視床路が損傷すれば、電気信号が伝わらないわけであるから、損傷=痛みというあまりにも単純すぎる思考をしてはいけない。信号が伝わらない場合は、別の神経を使って痛みを作りだすわけであって、その場合、痛みは鋭い・鈍い、どちらもありうると考える。その細かなシステムについては、未だに解明されていないが、「全てわかっているような顔をする神経生理学者」が、今後、システムを解明してくれることだろう(私は彼らを信じていない。なぜなら彼らは私のような臨床医を信じていないからである)。


脊髄視床路損傷のブロック治療

私は既に脊髄視床路だけではなく、錐体路障害についてもブロック治療を行っている。ALS様の脱力を来す患者に対し、ブロックを行うことで筋力を回復させてきた。同様に脊髄視床路についてもブロックで軽快させることができると信じ、「あらゆるブロックを行っても軽快しない腰痛患者」に対し、果敢に胸部硬膜外ブロックを行い、そして痛みを軽快させてきた。そう言っても学者たちは私の功績を信じないことは知っている。ある神経生理学者には「先生がハンサムだったらそれだけで痛みは治りますからね」と言われ、バカにされた経験があるくらいである。ここまで臨床医がバカ扱いされているわけだから、医学は進歩しない。


ではなぜ硬膜外ブロックで治るのだろう? その理由はストレス部位の血行が回復するからだろうと推測する。硬膜外ブロックにより脊髄動脈とその末梢が拡張し、血流が増加して阻血部分が回復するのだと考えている。よって、実際には硬膜外ブロックよりも胸部交感神経節ブロックのほうが効果が高い可能性もある。しかし、脊髄動脈の流入は個人個人で異なるため硬膜外ブロックの方が確実である。


二次ニューロン性上肢帯痛症

当然ながら、二次ニューロンの損傷による上肢の痛み、しびれが存在する。学会はそれを認めなければならないが、おそらく無理であろう。頸髄の場合、C1~2付近の緩やかな脊髄損傷で発症する。これもまた私の提唱する脊髄・脊椎不適合症候群の一つの派生形である。


二次ニューロン性の上肢帯痛・しびれはあらゆるブロックが効かないはずである。神経根ブロックを行ってさえも全く効果がないであろうから、患者は必ず心因性と断定される。もし、そうした患者にMRIで多少の椎間板の膨隆があれば不幸を招く。頸椎椎間板ヘルニアが原因の痛みやしびれ、と誤診されて手術され、治らないどころか悪化することになるからである。


腰痛・下肢痛に二次ニューロン性の痛みが存在するのなら、上肢痛・しびれにも二次ニューロン性のものが必ず存在する。その存在を認識せずに外科医たちが手術をしている現状は恐ろしい。基本的に二次ニューロン性の上肢痛は「上頚神経節ブロック」が最適であると思われる。しかし、その普及には難がある。私のような臨床医がこうした病態を提言しても、誰も耳を傾けないからである。


二次ニューロン性と感じたらまず治療を受けてみる

二次ニューロンは痛みの発生場所から相当離れている。よって、「足の裏が痛い」と主張する患者の背中に胸部硬膜外ブロックを行うことは、まるでキ○ガイじみている。よって、患者も私を信じないし、患者の家族はなおさら私を信じない。よって治療法を提示できたとしてもそれを受け入れないことが予想される(実際にそういう患者が存在した。患者の兄が整形外科医だったのでなおさら)。だが、まず、受けて見ないことにはわからない。もしも、これまでどんなブロックを行っても全く無効という症状があるのなら、一度は受けてみた方がよいだろう。


二次ニューロン性疼痛は少なくない

実際に、現在、身体具現性障害と診断され、精神科に入退院を繰り返す患者の中に、二次ニューロン性の疼痛患者が相当数存在すると思われる。彼らはあまりの苦痛のために、意識が薄れるほどの経口薬を要求する。それを与えられるのは精神科のみだからである。これらの患者にブロック注射を行うことは、医学界の蜂の巣をつつくことになる。それは、医師たちが今まで大誤診をし続けてきたことを認めることになるからである。世界の医師たちの権威を失墜させるだけの蜂の巣である。よって蜂の巣は誰もつつかない、つつけない。私も敢えて蜂の巣をつつこうと思っていない。だからひっそり、こうしてブログに書き留めるに終わっている。私は二次ニューロン性の痛みがあることを断定したが、他の世界の医師たちがこれを受け入れるにはまだあと50年はかかりそうである。


胸部硬膜外ブロックの治療効果

これまでどんなブロックを行っても軽快しなかった症状が、本ブロックで初めて軽快したという実感があるが、これが半永久的な治療へと実を結ぶかは今後の症例を検討していくしかない。胸髄に破損と炎症が起こっていたとして、本ブロックがその部位の組織再生にどの程度効果を発揮するのかは未知数である。脊髄脊椎不適合という物理的な障害をブロックでは取り除くことができないため、一次的に血液の循環を改善しても、すぐに血行不良に陥ると思われる。どの頻度でブロックを行えば、軽快するのかは、症例ごとの重症度にもよる。今後の研究成果を待つしかない。ただ、二次(上位)ニューロン性の痛みや運動障害(麻痺)に対する治療を行っている施設は、日本ではおそらく私のところ以外にはないと思われる。よって、これに該当すると思われる症状がある方は、ぜひ一度私のところに来院していただきたい。

 

2次ニューロン性腰痛症の発見」への32件のフィードバック

  1. 先生初めまして。約20年前に腰椎椎間板ヘルニア(4番、5番の間)を患い神経根ブロック注射を受けました。寝返りさえも困難だった下肢の痛みと痺れは、その後完全に消失し問題なく過ごしておりました。しかし昨年、あの忘れていた痛みと痺れを再び感じるようになり神経根ブロックを再度受けましたが奏功せず、今年の春に経皮的椎間板粉砕・切除術(enspire)というものを受けました。それから4ヶ月経ちますが痛みと痺れは改善されず術前、術後のMRI画像にも変化は見られません。
    私は歯科医師をしております。先生の投稿された記事を読ませていただいて、僅かな医学知識しかない私ですが大変感動致しました。是非、先生に私の状態を診ていただきたく、こちらへコメントさせていただいた次第です。どうぞ宜しくお願い致します。

  2. 初めまして。35年以上にわたり再発を繰り返す慢性腰痛持ちです。時には歩行困難、間欠跛行もすでに常態化しているものの、かねてより世の整形外科医の要因説明が全く腹落ちせず、それがゆえに手術を受けることなく、鍼灸、カイロにマッサージと民間治療ショッピングを繰り返しながら今日に至っております。偶然たどり着いたサイトに記された先生の理論、今までのモヤモヤが晴れるようです。是非診ていただけないでしょうか?どうぞよろしくお願いします。

    • あなた様の腰痛、間欠性跛行が2次ニューロン性かどうかは、実際にブロックを行えば即座に判明します。ブロックを受けても治らない場合もありますが、その場合は一筋縄ではいきません。何度ももうしあげておりますが、私は単なる注射がうまいだけの医者なので手術もできなければ魔法も使えません。よって注射に何度も根気よく通えない圏にお住まいの方には期待にそうほどの効果を発揮できない場合もございますのでご容赦下さい。

      • 返信ありがとうございます。首都圏在住ですので通院は可能だと考えています。宜しくお願いします。

  3. 初めまして私は、54歳の女性です。
    先生、私を助けてください。専門病院の岩○外科内科病院に去年10月から通い、MRIや、神経根ブロックや造影剤などやりましたが痛みがとれなくて、サジを投げられたのか同病院の心療内科に行くように言われました。医師曰くは、腰椎脊柱管狭窄症ぎみではあるが痛いと思う気持ちから脳が反応して痛むのだと言われました。もし、手術をするならレザーかな?保険は、きかないけど治る可能性もあると言われました。レーザーは、ヘルニアの人の治療なんでは、ないかな?と思ってしまいました。
    歩くのは、辛いのですが自転車は、長く乗れるので自転車様々です。医師に見放された気分になり不安と痛みと闘う毎日です。

    余談:首も悪く指が痺れていますが、私は、腰の方を治していただきたくて通っていたのにある日、 首もMRIを撮ることになりましたが、どちらも治してはいただけないまま心療内科に行くように言われました。首は、三ヶ所くらい神経を圧迫してましたが…

    よろしくお願いします。

    • 様々なブロックを行っても改善しない痛みは1、ブロックが失敗に終わっている。2、腰に原因のない腰痛。3、幻の痛み。となりますが、3であると思われているというパターンですね。2の場合はその原因を見つけることは現医学では極めて困難です。私はその困難にあえて挑戦している医師ですが、私でさえ治せない腰痛があります。腰痛患者全体の1%くらいは治せません。つまり99%は治せています。腰に原因がないもののうち、腰周辺の原因があるものとして、仙腸関節症、椎間関節症、椎体や関節部分の骨壊死などがあります。それらにあわせて治療法を変えなければなりません。頚椎に原因のある腰痛は、治療箇所は頚椎になりますが、それをつきとめるには1回の治療では不可能です。このような問題をクリアにしつつの治療となるので、治療は困難を極めるということだけはご了承ください。そして最終的に1%の方は私でも治せません。

      • 先生、早速の返信ありがとうございました。
        1日でも早く先生にお逢いし治療を受けたいと願っています。
        ですが、1日に40人の患者さんしか忙しくて診れないとのことなので 我が儘は言えませんが、なんとしても絶対に行きたいです。とは言っても先生の治療院がわかりません。
        私は、情けない事にスマホやパソコンが苦手なんですが、行きたいから探しているん分かりません。。教えてください。
        宜しくおねがいします。

        • 診療所主任&受付担当のものです。何度もこちらからご連絡しておりますが、届いてますでしょうか?送り返されておりませんので、届いているかと存じます。届いていなければ、アドレスが間違っているかもです。ご確認いただけますか?こちらからはPC(バソコン)からのメール送信しておりますが、届いていない場合、もしくは確認できない場合は、PCからのメールアドレスを教えていただくのが一番いいのですが、携帯からのメールですと届かないケースが多く、こちらとしても困っており打つ手がありません。申し訳ありません。

  4. 何度もご連絡くれていたんですかぁ。私の携帯には、毎日何回も確認して見ていたのですが、届いておりませんでした。
    PCの方がいいわけですね。しかしながら問題はPCは、あるんですが 直ぐ固まったり消えたり調子悪いから5年以上触ってないから受け取れるか心配ですが、一か八かの勝負で…

  5. 以前から左の薬指に痺れが出てきていましたが、急に左手の握力が落ちて頚椎の脊柱管狭窄との診断で、去年2015年の6月に弓脊形成術をうけました。握力は戻りませんでした。術後2週間で左手指の赤い浮腫、左腕や首や肩に灼熱感、ヒリヒリ感、チクチク感がおこり、現在は首痛、肩痛と股関節と足首の違和感、そして顔面下部にもヒリヒリ感や痺れがあります。術後からリリカとノイロトロピン、メチコバールを服用しています。左手が痩せて親指や人差し指にも痺れあります。手首先(手のひらの下)を叩くとビリビリと痺れがはしります。父はパーキンソンか側索硬化症の症状で亡くなりました。母も頚椎の狭窄で頚椎手術をうけましたが鷲手になりました。大学病院等で診てもらう事が言いだせずにいます。59才、男性です。

    • まず、現代医学の実情として、多発性硬化症やALS,その他の脳神経内科的な病気の治療法はいまだ発明されていません。そしてこれらの病気の初期では診断基準を満たさないため大学病院では相手にされません。当然ながら診断名もつけてもらえません。さらに悪い事には、日本の医療は「患者の希望」による診療を禁止しています。どういう意味かといいますと、「○○の病気だと思うので検査してほしいです」という患者のお願いはききいれてはいけないことになっています。あくまで医師が「○○の病気が疑わしい」と判断してはじめて検査を行っても良いというのが日本の医療です。ですから、診察の時点でほとんどの神経内科的病気はシャットアウトされてしまい、患者が希望しても精密検査までたどりつかないことが多いと言えます。すなわち門前払い医療を日本は推進しています。

      さて、あなたの病気の根本原因は、頚椎にあるのではなく、頚椎よりも頭側にあるのではないかと推測します。2次ニューロンが障害されている可能性が高いと推測しましたので、ここのブログ欄に移動させていただきました。2次ニューロンの治療としてはこの部位の血流を増加させるために頚部交感神経節ブロックがお勧めです。私の診療所にはあなたのような不可解な痛みがある方が何人も通院されていますが、頚部交感神経節ブロックが有効な方が多いです。頚椎手術後の方もおられます。まあ、とりあえず、大学病院に行って希望を伝えてみるのも手です。その上でご相談があれば承ります。

  6. 非常に難しい内容ではありますが同意には十分な内容でした。私は15年以上、ペインクリニックや整形、精神科(オカシイと烙印を押され2年以上強制入院させられました)。激痛を伴うルートブロックと1日越しのブロック注射、年々悪化する痛みを我慢していますが、2015年末歩行困難を通り越して完全に歩けなくなりました。今、思い出しても恐怖です。足の痛みが酷い日は当時の恐怖が甦り(強烈なトラウマです)動揺してしまいます。更に不幸な事に沖縄県北部なので医療技術も知れています。素人の私ですら旧体制だと思います。痛みを訴えるとひたすら痛み止めと精神薬を出せるだけ出され、現在は肝機能障害の為、精神科では不眠の薬で使用したいものがあるが使用出来ないと言われ、痛みと不眠で苦悩しています。しかも整形と精神科の担当医がお互いに不仲な為、最悪です。障害者ヘルパーさんのお世話になりながらの生活と整形と精神科医の板挟みに合い、いっそ全てを諦めた方が楽なのでは? とすら思う時もあります。
    しかし、眠れず何となく拝見した先生の論理に納得、共感出来たので、駄目かも知れませんが、それでも各担当医にアプローチしてみようと思います。先生の言う通り、医師のプライド等を考えると非常に怖いのですが、こちらも必死だと言う事、いつまでも医療ビジネスに付き合うだけの気力もありません。今日、現時点、このHPに辿り着いているのは必然だと感じます。生憎、距離的に先生の治療を受けられない事がとても悔しく残念でたまりません。

    • あなたのような方は全国に大勢おられます。地獄を生きている状態ですが現医学では対処できません。

       さて、このHP内には一筋の光としての治療法がいろいろと書かれていますが、本気で全てのブログを読むと、その治療法が他の医師たちにできない理由もしっかり書かれています。法律・責任・コスト・制度・解雇・医師生命の崩壊など、様々な理由で「教科書に掲載されていない治療法を自分勝手に試す」ことが固く禁じられています。しかも、厚生労働省の指示により「治療に対して患者の希望を叶えてはいけない」ことになっていることも知らなければなりません。このこともブログを読み進めるとわかります。

       ここに書いてある様々な治療法は「希望」なのですが、それを行うには医師が命をかけなければなりません。命というのは医師生命でもあるし、本当に自分の命が狙われる可能性があるという意味の命です。

       おおげさと思うかもしれませんが、私がなぜ実名を公表せずこのようなサイトを運営しているかの意味を少しだけ考える必要があります。それは最悪な場合、命を狙われる可能性があるからです。

       医師の治療法は米国医学であり、自分勝手に治療をして治らないものを治してしまうと、医療関係の経済を破壊しかねません。よってそれらは固く禁じる仕組みになっており、それを先導しているのがアメリカ合衆国であり、米国医学を行う医師でありながら自分の考案した治療法を安易に行うことはアメリカ合衆国に敵対することを意味します。私のような小さな人間は相手にされませんが、目立ってしまうと暗殺されることもありうる話なのです。まあ、おおげさな妄想と笑っていただいて結構です。

       医師が患者の要求を採用して自分勝手に治療することは、いろんな意味で極めて大きな圧力がかかり、医師生命が絶たれかねないということを国民は知らないようです。だから、おひとよし、くらいでは担当医は動きません。動いてはいけない仕組みがあるのです。

       また、たとえ、担当医が私のまねごとをしたとして、次に起こる災難はすでに予測されています。リバウンドが必ず来ます。リバウンドは並の苦しみではなく、地獄を見るレベルです。それは薬剤を多く飲んでいる方にほぼ必ず起こる地獄です。このことについてもブログを読み進めればわかります。

       結局、難治性の慢性疼痛を治療するには、医師も患者も命をかけるくらいに苦しいことですので、普通の医師には不可能となります。よって私の元へは海外からも来院されるということになります。他の医師にはとてもできないからです。沖縄はまだ近い方です。飛行機代を出してでも来院する理由は、私の治療が極めて安いからです。命を賭けて行う治療なのに、普通のお値段で診療しているからです。交通費を差し引いても元をとれるということです。

       とは、いうものの、こちらに来院することを誘っているわけではありません。私にも治す自信がありません。そしてあなたを受け入れることで私の人生はさらに苦しくなります。もうすでに数えきれないほどの難病の患者をかかえ、命がすり減っています。

       いろいろとあると思いますが、もし、可能であれば、読む元気があれば、ブログを斜め読みし、自分自身でいろいろ考えてみてください。できることとできないことがあると思いますので、それらがより明確になることでしょう。

  7. はじめまして。
    現在45歳女性です。
    18歳の時に椎間板ヘルニア(4.5番腰椎)を発症しました。その後、定期的に痛みがでて、TPIをしてもらったり、ロキソニンやボルタレンなどでしのいでいました。31歳の時に、上記の対応ではどうにもならなくなり、手術をしましたが、術後も痛みがとれないままで復職できないままでした。2年後に再度MRIをとると、再発しており、2回目の手術をしました(前後方固定術)。しかし、そのあとも痛みは思ったより改善しないままです。35.6歳ごろに鬱もなり腰痛もあったので、ペインクリニックで治療もしています。時々入院して、持続硬膜外注入をしたり、ファセットリゾトミーも定期的にしています。トラムセット8錠/日・サインバルタ1錠・デパケン5錠/日(これはもともと癲癇があるので飲んでいます)リリカなども飲んでいましたが、痛みが悪化して仕事できなくなり、入院を何度かしています。フェントステープ1mg/日も使用したりしていましたが、夏頃に中止しました。10月にSCS埋め込みをし、少しはましになりましたがやはり痛みがあり立ち上がりや歩行をすると、痛みが臀部~大腿~ふくらはぎに痛みがあるのと、左右の腰の同じところが痛みがでます。
    現在はトラムセット5~6錠/日.デパケン5錠/日.サインバルタ2錠/日.片頭痛に対してミグシス3錠/日ベースで、ロコアテープやカロナール片頭痛発作時はイミグランを使うこともあります。
    また、首・肩・背中全体とほとんど体中痛みがあります。5月にMRIをとったときは、腰椎2番あたりが少しでているとはいわれました。
    また、5月頃に退院後に別の整形外科でAKA博田法を受けに通っていましたが、炎症が強いから施術があまりできないと言われ、しばらく通いましたが、全く変わらず通院もやめてしまいました。
    現在は、自宅で静養をしています。ストレッチやヒップアップ.自分の中で出来る範囲で努力をしているつもりです。
    12月に一度リハビリ勤務をしましたが、立ちっぱなしや前傾姿勢になるのが辛く継続できませんでした。
    経過が長いので、治療を受けるとなると時間がかかるのだろうとは想定できるのですが、どのようなサイクルでどのくらいは最低でもかかるかなどお聞きしたいのです。中途半端な状態では、復職もできないと自分でもわかっています。
    腰だけでなく、この肩や足など全身の痛みがとれないと、結果薬を減らすこともできないので、全身の痛みがなくならなくとも、付き合っていけるレベルになるような治療法があれば、何としても受けたいと思います。

    • 以前、整形外科学会でマルチプル・オペレイティド・バックと呼ばれていたパターンです。20年前、整形外科では軽はずみに腰椎の手術をし、それで治らず、何度も何度も手術を繰り返し、最後に障害者になってしまうという患者が大勢出現しました。軽はずみに手術を行った整形外科の過ちです。現在では、軽はずみには手術をしないこと!が言われるようになりましたが、それでも見当違いの手術は一定の割合で出現します。その理由は、「痛みの原因が現代医学で解明されていない」ところにあります。

       つまり、腰痛・下肢痛があっても、その原因が腰椎には存在しないパターンが一定の割合で存在するので、手術を行っても全く改善しません。最近ではそういう患者を総称して「脳の誤作動」と言うことになっています。

       私は唯一、「脳の誤作動」を専門に上頚神経節ブロックなどで積極的に治療を行う医師です。痛みの原因が解明されていない現代医学においては、「脳や延髄を治療しよう」とする医師は皆無なのです。

       さて、治療は上頚神経節ブロックが第一選択ですが、「どのようなサイクルで、どのくらいかかるか?」というような質問をされる方は、忍耐力がないことが多いという統計学的なデータがありますので、そのデータによると、週1回×3回治療を行って効果が出ない場合は手を引くという定型的なパターンで治療します。つまり、運試しです。治療ではなく運試しです。運よく3回以内に効果が出れば、はじめてそこから治療計画を立てます。

       現代医学が見放した病気を治すには患者側に不屈の根性とその病気を治療しようとする治療師に対する莫大な敬意と、莫大なお金、などがかかります。お金は除外するとしても、不屈の根性と治療師に対する敬意は、患者側の努力でなんとかなるものです。しかし、統計学的に見て「治療のサイクルや期間」を最初に質問してくる方は、根性も敬意もない方が多く、トラブルの原因になります。

       私は、あなたを地獄から救ってさしあげたいという仏心を持ちつつも、治らない結果、あなたから受ける憎悪の念を受け、そして私の貴重な時間と労力・精神力が奪われ、そして無駄な結果に終わることを可能な限り避けたいと考える心も持っています。

       マルチプル・オペレイティド・バックの方を治療するには治療師の方に莫大な精神負担がかかるということを患者側は全く認識していないと悲劇の始まりになります。治療師側が受ける負担をお金に換算すると、治療費は普通の5倍に設定しても足らないくらいであり、あなたからいただく治療費では「極めて激しい赤字」になるわけです。それを埋め合わせるのはあなたの治療師に対する敬意でしかなく、治療を続けるには「あなたが敬意を示し続けることができるか?」にかかっているということを認識すべきです。

       少ない治療回数で打ち切りたいのは治療師の側の気持ちであり、「何回くらいの治療になるのか? の計画はむしろ、あなたの敬意にかかっている」ということがおわかりにならないのでしょうか? お客とお店の人という立場とは逆であることを理解していないでは済まされません。患者と治療師の立場関係は、現代医学が見放したものであれば、立場が逆転しているということを理解することから始めることです。それを理解できないのなら、他人の手を借りず、自分で治すしか方法がないのです。

  8. お尋ねします
    何度か 多忙の処 御返事有難う御座います
    3回神経根ブロックしました
    4回目の診察時 前回したところが チクチクしますと申告後 薬名は分かりませんが普通の痛み止注射のみでです
    お尋ねしたいのは ブロック後 注射の処が以前に増して痛みが多発し その他の処が経験した事が無い痛みが多くなりました 1部PCではブロックにより
    血流が良くなり神経を圧迫するからだと説明がありました それは納得しましたが その後 どう変化するのか書いていません この点 教えてください 先生の説明も有りませんし次第に改善するのか不安です
    申し訳ありませんが お返事くだされば幸甚です

    • 刺入部の痛みは通常、我慢すべきものであり、そのデメリットがあっても、メリットを得るために妥協するのが医療現場での常です。次第に改善するのかわからなくても、我慢するのが常です。しかし、どんどん痛くなるのでしたら、何かあるのかもしれませんが、それは刺した医師にしか身に覚えがないものであり、私に説明を期待されても答えることができません。ただ、あまり痛いブロックは耐えるべきではなく、拒否すべきであるということは知っておきましょう。ブロックは術者の腕によって、とても危険なものになる場合もあるからです。そのくらいしかアドバイスできません。

  9. お返事有難う御座います
    良く解りました
    でも 今後先生のお邪魔しないよう控えます そうしないと何でも心配性に成り
    自己神経質過ぎに陥る事に恐ろしくなつたので
    有難う 御座ました

  10. 先生が推奨するムアツ布団購入して使用しましたが、卵型の突起がり
    そして固く、背中が痛くなります。この場合は合っていないという事
    なのでしょうか?かなりの低反発の沈む敷布団が自分にはマッチして
    いるのですが?沈むのは腰痛によくなく、人間工学的に矛盾してます。
    使用を中止すべきでしょうか?

    • 私が大絶賛するムアツですが、合わない人には合わないと思います。せっかく購入したのに残念ですが、痛みが少ないマットレスに戻された方がよいと思います。

      • 私も先生の推奨でムアツ布団を購入しました。
        ご参考までに下記レビュー記載します。

        2017年7月から使用しましたが、当初寝起きに異様な腰の痛みが出ました。
        多分長年「変な?寝姿勢」で腰が固定され続けていた為と思います。
        ムアツ布団使用で「正常な寝姿勢」に矯正される際痛みが出たものと考えています。
        10日間ぐらいで寝起きの腰痛は完全に消失しました。
        以降はかなり激しめな運動でも腰痛・腰の違和感は一切無りません。
         (ちなみに以前、脊椎間狭窄症と診断されており腰は弱いタイプです)

         その時の記録を記載します。
        変な書き方ですが「ムアツ布団のリバウンド」かも知れません。
         
        7/8
        ようやくムアツ布団が入った。ひとまず期待。
        7/9
        朝、なぜか膝から腰が異常に痛む。何で??
        7/10
        深夜覚めるが結構腰が痛い。本当に痛い。もしかしたらムアツ布団とクッションを重ねて柔らかすぎたのであろうか?腰が支えられず変な体型で寝てしまったからかもしれない。
        7/11
        朝から腰が痛い。体が変形した?11時ごろまで痛みは強い。
        7/12
        朝またひどい腰痛。
        7/13
        腰はようやく良くなってきた。
        7/14
        早朝、ようやく腰の痛みが少なくなってきた。
        7/18
        結構爆睡した。ムアツ布団の影響。ただ起きざま腰が多少痛む。
         
        その後、腰痛に関する記録は無くなり、
        腰へのフィット感がさらに向上しました。
        ご参考になればと思います。

        • 非常に貴重なご意見をありがとうございました。このような経過がわかりますと、多くの方を救うための参考例とすることができます。本当にありがとうございました。

  11. 果報は寝て待てですかね。
    今までの悪い姿勢が癖ついて、
    正しい姿勢にもどると痛くなる
    ということもあるのですね。
    しかし自分は特異体質なもので、
    あの突起が痛いのです。
    慣れてくれば、いいのですが、
    リバウンドが大きくて正直
    怖いです。本来は悪い姿勢のまま寝てる
    状態を矯正しなくてはならないのですけど、
    一歩勇気がでません。

    • 無理に寝具を変えないでよいと思います。全員の体型が全て異なるので完全に適した寝具などというものは存在しません。

  12. 2017年10月に頚椎症性脊髄症の後方除圧術をうけました。手の力は戻り、指の違和感もかなり良くなっています。
    遡る2016年6月頃から、左足冷感があり、どんどん激しい痺れになって、治療方法がわかりませんでした。先の頚椎術後、身体のバランスが変わり、右足が短いような、ふらつくような、引きずられるような感覚がありましたが、あるき方を少し変えてでも、慣れなくては、と思っていました。まるで、歩く事が力仕事みたいになり、恥骨、股関節、膝まで痛みだし、2018年2月頃から、
    激しい痺れ、左足激痛、右足もカキーンと痛む、両足首から下に痺れと、親指が剥がれそうな痛みが出ています。左右違う長さの竹馬が、関節ごとにぐりぐり食い込むような、ふらつき、痛みで、悶絶しています。
    ペインクリニック、整体、針、内科、整形外科、循環器内科、血管外科
    どこに行っても治る見込みがなさそうで、気功にまで頼ろうとしています。
    このような場合でも、治る見込みがございますでしょうか?

    • 後方除圧では足の症状が出ることはあまりにも摩訶不思議なことであり、はっきり断言しますが霊障も考えなさい! それらも含め、全てを診ることができる私たちのところに、まず一度来院しなさい。「治る見込みがあるでしょうか?」と言っている間にこちらに来て診察を受けることをお勧めします。

  13. 48歳女性です。
    数年腰痛に悩まされています。
    20歳頃ヘルニアと診断され、整形外科に通いました。
    現在では、下半身の痛みと痺れ、足裏の痛み、ひどい時は、上半身にも痺れ痛みがでます。
    MRI検査を受けましたが、どこも異常なし。
    別の医療機関でドラムセットを処方され、今回リリカ150を朝、晩2回処方されています。
    精神科にも通っていて、睡眠障害が酷いです。
    全然の記事を読み、この処方が怖くなりました。都内在住です。もし可能なら先生の診察を受けたいです。自立支援を受けているためら医師の紹介状が必要と思います。
    よろしくお願い申し上げます。

    • 私はこの3年間であらゆる難治性の痛みの患者を診てきました。ブロック注射で痛みを治すという手法では、私自身の自尊心を満たすことのできるレベルの治療成績を挙げてきました。しかしながら、ブロックの場所は奇想天外であることが多かったとだけ言っておきます。つまり、痛いところとはかけ離れたところに治療すると痛みが改善します。

       これを2次ニューロン性腰痛と名付けましたが、さらに研究を進めると、2次ニューロンではなく、痛みの正体が意識体であることがわかってきたのです。つまり霊障です。これまで霊の存在など否定してきた私が、医学をとことん追究していくと、霊にたどりつくとは皮肉な結果です。

       なかなか受け入れがたい話ですので、「密医学」のところを読んでいただくことをお勧めします。理解した上で私たちと出会えば、有効な治療ができるかもしれません。

  14. 初めてコメントさせていただきます。
    エーラスダンロス症候群(EDS)と診断されていて(米国で)、その後関節の脱臼や変形性関節症の症状などで複数回手術を受けて来ました。
    細かいことを説明するゆとりはありませんが、私のタイプのEDSでは、局所麻酔薬が効かない患者が多いことが知られています(論文もあります)。私も、リドカインをはじめ、マーカイン、カルボカイン、その他、多数の局所麻酔薬を大学病院で試しましたが効果がなく、神経ブロックは鎮痛どころか激痛がして行うことができず、どのような小さな手術も全身麻酔下で行われています。直腸癌で摘出手術を受けましたが、その際にも硬膜外麻酔などを使用できず、手術後は気を失うほどの痛みに耐えなければならない状況でした。歯科治療も困難な患者が大勢(主に欧米ですが)います。先生には、ブロック注射ができずに痛みに苦しんでいる患者が存在する、ということを知っていていただきたいと思いました。(日本人には少ないようですが)

    このサイトには、鎮痛剤の副作用について調べているうちにたどり着き、他のページで先生がこの問題について書いていらっしゃることを拝読させていただきました。場違いかもしれませんが、ついでにここに書かせていただければと思います。
    昨年は米国で頭蓋頚椎固定手術(C0−C2)を受けましたが、来週は日本の国立大学病院Aで仙腸関節を固定する手術を受ける予定です。仙腸関節がOA状態で破壊が激しく、歩行できない状態になっているためです。2018年1月より、トラムセットを1日に4錠、サインバルタ30mgを処方され(日本の別の国立大学病院Bで)、先日A病院の手術前の血液検査で肝機能が半年前よりもすべての項目(7項目)で顕著に悪化していることが判明し、主治医より薬の量を減らすように指示されました。時間のゆとりもなく、B病院の主治医に相談することもできないので、自分でまず半量に減薬してみたのですが、だるい、フラフラする、耳鳴りが激しい(以前にハント症候群に罹患していて、耳鳴りと眩暈はもともとある症状ですが、悪化していると感じます)、よく眠れず、不快な記憶の残る夢を見るようになった、などの症状を自覚していて、日常の生活に支障が生じています。(仕事をしていますがお盆休みになってやっと家でパジャマでフラフラしています)お忙しいところ厚かましく、誠に恐縮ですが、この後、どのようにこの薬から離脱していったらよいものか、アドバイスをいただけましたら幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

    • EDSの方に局麻薬が効かない人がいるということを初めて知りました。勉強不足ですいません。

      離脱症状から免れるすべはないと思います。西洋医学はこの分野では全く頼りになりません。発想の転換をお勧めします。免れるのではなくプラスの気で満たすことで離脱症状をのりきっていくことです。プラスの気で満たす方法は様々な代替医療がありますので自分で考えてお金の許す範囲でがんばることです。

       もっとも効果的な「プラスの気」で満たす方法は、マイナスの気を払うことができ、かつプラスの気を入れられる能力者を探すことです。この両方をできる能力者は日本中探してもそう簡単には見つからないと思います。しかし、なんとかして見つけて、十分にお金を支払って、対処してもらうのが最良の策と思います。お金を掛けずに治すという虫のいい話はないと思います。「気」の話は医学的ではありませんが、離脱症状を緩和できる医学的な方法は皆無ですから、こういう回答になるのは、真摯に答えている証であると考えていただければ助かります。

  15. 大変貴重なアドバイスをありがとうございます。
    真剣に受けとめて考えてくださった上でのお答えだということが伝わってきます。

    「プラスの気で満たす」というお話、医学的でなくても、科学的でなくても、「わかる」というように思います。痛みや苦しみに耐えようとする状態自体がマイナスの気との闘いだと、常に感じているからです。負けないように気張っていることに疲れてきてしまいます。

    これまでにもノルスパンテープや三環系抗うつ剤など、大した離脱症状もなく中止することができていたので、トラムセットとサインバルタの離脱症状を甘く見ていました。

    社会的な活動をしていなければ、部屋にこもって離脱症状との闘いに挑めると思うのですが、あと数日で入院と手術、入院中にも仕事を持ち込んで、あと1ヶ月間はどうしても具合が悪い状態でいることが許されません。自分に負けた、というわけではなく、肝臓が悪化してもやむを得ない、と自覚しながら、今日から服薬を再開して、主観的には体調が回復して、仕事をこなしています。

    9月中旬以降、今のことが一段落したら、断薬に取り組みます。
    先生のおっしゃる代替医療というものが、具体的に何なのか、わかりませんが、よいこと(方)に出逢えるようにアンテナを張っていようと思います。

    ありがとうございました。

    • すでにここと出会っているので「目を開けて見るか」「目をつぶって見ないか」の選択肢がよこたわっていると思います。「気を払い」「気を入れる」だけではなく因果を解決することも治療のために必要と思います。それらができる能力者とすでに出会っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です