2017年治療成績
<はじめに>
星状神経節ブロックがどんな病気に効果があるのか?は案外、医師にも世間の人々にも知られていません。さらに安全性についても不明であり、「得体のしれないブロック」であることに薄気味悪さを覚えるものです。この薄気味悪さは副作用やリスクをしっかり公示しないことにあると思われ、ペインクリニック科の医師でさえ、リスクや副作用についてしっかり認識していると思えず、その結果、本ブロックの信頼性(信用)が極めて低迷していると思われます。そうした悪しき状況、誤解を解かなければ、ブロック治療に未来がないでしょう。ここでは星状神経節ブロックがなぜ一般に普及しないか?について、その原因を探りつつ、本ブロックのリスクについて語ろうと思います。まずは、節操がないほど数多くの効能効果をご覧ください。
星状神経節ブロック療法の適応
(「ペインクリニック診断・治療ガイド」第2版より)
全身 | 風邪とその予防、自律神経失調症、本能性高・低血圧症、甲状腺機能低亢進・低下症、拒食症、過食症、起立性調節障害、乗り物酔い、立ちくらみ、パニック障害、不眠症、過眠症、脳卒中後痛、脳卒中後片麻痺、関節リウマチ、術後合併症、多発性硬化症、ベーチェット病、シェーグレン症候群、重症筋無力症、痛風、伝染性単核球症、慢性疲労症候群、反射性交感神経性萎縮症、カウザルギー、幻肢痛、断端痛、癌、糖尿病、冷え性、肥満症、低体温症、再生不良性貧血、骨粗鬆症、吃逆、化学物質過敏症 |
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皮膚科 | 全身多汗症、掌蹠多汗症、乏汗症、ざ瘡、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、全身性白癬症、足白癬、爪白癬、皮膚掻痒症、脂漏性皮膚炎、掌蹠膿胞症、帯状疱疹、単純疱疹、天疱疹、ケロイド、脱毛症、凍傷、爪甲剥離症、爪甲軟化症、爪甲縦裂症、爪囲炎、腋臭症、進行性指掌角化症、あかぎれ |
頭部 | 片頭痛、緊張型頭痛、頚性頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎、脳血管攣縮、脳血栓、脳梗塞 |
眼科 | 網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、中心性網膜症、ぶどう膜炎、類嚢胞黄班浮腫、角膜ヘルペス、角膜潰瘍、緑内障、アレルギー性結膜炎、瞳孔緊張症、飛蚊症、眼精疲労、ドライアイ、VDT症候群、屈折異常 |
耳鼻科 | アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、鼻茸症、慢性副鼻腔炎、急性副鼻腔炎、術後性上顎嚢胞、突発性難聴、浸出性中耳炎、メニエール病、良性発作性頭位眩暈、鼻閉、扁桃炎、耳鳴、咽喉頭異常感症、嗅覚障害、いびき、睡眠時無呼吸症候群 |
口腔 | 抜糸後痛、舌痛症、口内炎、舌炎、歯肉炎、口唇炎、歯ぎしり、口内乾燥症 |
頚肩上肢 | 上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群、急性動脈閉塞症、バージャー病)、肩手症候群、頚肩腕症候群、椎間板ヘルニア、外傷性頚部症候群、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎、乳房切断後症候群、テニス肘、腱鞘炎、頚椎炎、ガングリオン、腕神経ニューロパチー(外傷性、術後)、関節炎、肩こり、ヘベルデン結節痛 |
循環器 | 心筋梗塞、狭心症、洞性頻脈、神経循環無力症 |
呼吸器 | 慢性気管支炎、肺栓塞、肺水腫、肺気腫、過換気症候群、気管支喘息、自然気胸 |
消化器 | 過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、胃炎、肝炎、クローン病、消化性潰瘍、逆流性食道炎、胆道ジスキネジー、便秘、下痢、腹部緊満症、ダンピング症候群、痔核、裂肛 |
産婦人科 | 月経異常、月経前緊張症、月経困難症、子宮内膜症、更年期障害、子宮摘出後自律神経失調症、尿失禁、膀胱炎、女性不妊、妊娠悪阻、膣痙 |
泌尿器科 | 神経性頻尿、インポテンス、尿失禁、夜尿症、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、IgA腎症、嚢胞腎、遊走腎、前立腺肥大症、前立腺症、男性不妊 |
腰下肢 | 腰下肢痛、膝関節痛、肢端紅痛症、肢端紫藍症、鶏眼、下肢静脈瘤、こむら返り、バージャー病、閉塞性動脈硬化症 |
ご覧のように、ほぼ全ての科、全ての疾患に「効果がある」と書かれています。中には重症筋無力症などの超ド級の難病も含まれており、この効能・効果が真実であるならば、世の中から難病が消えてしまいます。これが真実なら難病をわずらった多くの患者がペインクリニック科に殺到し、そして世界中の他科の医師たちも必死になって星状神経節ブロックを学び、習い、研究することでしょう。しかし、そうした現象は世界に起こっていませんし、星状神経節ブロック自体が世に広まっていません。それはなぜでしょう?
星状神経節ブロックの効能・効果
街行く人に「星状神経節ブロックの効果を知っていますか?」尋ねても、恐らく100%に近い方々が上に挙げた効能・効果を答えられないでしょう。百歩譲って、医師免許を持つ先生方に同じ質問を投げかけたとしても、恐らく100%に近い先生方が10項目以上を言うことができないでしょう。さらに千歩譲って、星状神経節ブロックを毎日行っているペインクリニックの医師に尋ねても、50項目以上を言える医師はまずいないでしょう。さらに1万歩譲って、重症筋無力症・シェーグレン・伝染性単核球症・爪白癬などを治療する目的でペインクリニックに通院している患者は皆無に近いでしょう。そうであるならば、このガイドラインは「西洋医学を愚弄しているのか!」ということになってしまいます。そしてこのガイドラインを自分の病院の治療効果を宣伝するために、ホームページなどに掲載している病院などがあれば、それは歓迎できません。
保険適応のない星状神経節ブロック
例えば、水虫を治療するために「星状神経節ブロック」を行っても、そういう治療は国が認めていませんので保険が使えません。星状神経節ブロックは水虫に保険適応がないからです。上に挙げた効能・効果のほとんどが保険適応になっておらず、科学的に効能・効果が証明されていません。再度申し上げますが、効能・効果が証明されているのであれば、他科の医師も必死になって星状神経節ブロックを身に着けようとします。しかし、そうした傾向は見られません。
他科の医師がペイン科を紹介しない理由
上記の効能・効果が保証されているのであれば、他科の医師はペイン科に紹介状を書き、「星状神経節ブロックをよろしくお願いします」と申し出るでしょう。眼科医は眼精疲労の患者をペイン科に紹介し、神経内科の医師は重症筋無力症の患者をペイン科に紹介し、脳外科は脳梗塞患者をペイン科に紹介し、循環器の医師は心筋梗塞の患者を紹介し…ということが日本に限らず世界中のどこの国においても行われていません。その理由を考えなければなりません。
一つは他の科の医師がペイン科の医師の論文を「信用するに値しない」と考えていることが浮き彫りになります。一つは患者を紹介することが患者にとって幸せではないと考えていると思われます。では何が「幸せでない」ことなのか?それはブロックのリスクです。のど元の奥深くに針を刺し、注射をすることのリスクが高すぎるため、実用性がないと判断されているということです。十二指腸潰瘍の治療で胃切することを軽はずみに勧めないのと同じ原理です。ブロックの効果が数字ではじき出されていないこと、リスクが起こる確率もはっきりしていないことなどから上記の表は信用に値しません。ペイン科がこの表を示して自分の科を宣伝すれば、ペイン科の治療行為が信用されなくなる危険性があります。
リスクも効果もはっきりしていないものを患者に用いる倫理
星状神経節ブロックの使用には倫理的な問題があります。漠然と「治療は1回5cc×2を毎週×30回行います」と言われても、30回も行えばリスクに遭遇する確率がかなり高まります。針先で迷走神経を傷つけたり、薬液の圧や出血の圧力で周辺の神経に炎症を起こしたりなどの可能性が高まってしまうということです。
さらに、30回通院させる労力は患者にかなりの負担になります。注射の痛みも軽視できません。そして30回行えば水虫が治る、心筋梗塞が改善するなどのエビデンスもないわけですから、水虫や心筋梗塞の治療として星状神経節ブロックを行うことは医の倫理に反します。星状神経節ブロックの適応はかなり限定されるものです。よって上記の表は星状神経節ブロックの信頼性やペイン科の威信を失墜させるものとなります。
上頚神経節ブロックのエビデンス発表
星状神経節ブロックではなく、私が行っているそれよりも上位に行うブロックの治療成績(エビデンス)です。ブロックのエビデンスを出すことは実は極めて難しいことです。症状の改善を客観的に数値化することが不可能に近いからです。
幸運にも私のクリニックには突発性難聴の症例が多く訪れ、上頚神経節ブロックが「頭蓋内の神経細胞疾患にどれほど効果があるのか」を聴力(デシベル)という数値で具体的に示すことができました。2年間かけて作った貴重なデータです。こちらをご覧ください。
医者に腰痛と肩こりを治せない
私は以前のブログで「医者に腰痛は治せない」と書きました。この意味を要約すると「腰痛や肩こりはブロック注射で治すことができますが、注射の痛さが強烈で、リスクも少なくないことから、軽度の腰痛、日常の肩こりをブロックで治すということは医の倫理的に不可能」と述べました。実際に世間を見渡すと、肩こりや軽い腰痛の人がいきなりペイン科に行ってブロックを希望することは皆無です(一度経験している人はブロックを希望することがあります)。薬でもマッサージでも接骨院でも改善しない痛みをわずらって初めてペイン科にかかることを考えるのが普通です。そして実際にブロックのリスクや副作用は軽視できないのですが、私個人の意見としてペイン科の医師はこれらを軽視する傾向が高いと感じます。リスクや副作用を軽視すれば、腰痛も肩こりもどんどんブロックで治すことが正当化されるでしょう。そしてブロックによる事故の被害者も増えるでしょう。
リスクを低くできなければブロックをしてはいけない
私は注射器を過度に怖がる神経症の患者にも、子宮内膜症に苦しむ小学生(高学年)にも、ブロックを行いますが、それは万に一つも合併症を起こさないという実績があり、強い痛みを感じさせることなくブロックをすることができるという二つの技術を身に着けているからです。つまり安全性を何よりも重視し、ひとりひとりの患者に時間をかけて愛護的にブロックをすることを徹底しているからです。さらに患者の背骨がどんなに強い変形があろうとも、どんなに肥満であろうとも、奇形があっても、必ず狙った箇所に針を到達させることのできる技術を身に着けたからです。1万回ブロックしても1万回合併症を起こさないからこそ症状が軽い人や小学生や高度変形の高齢者、極度の肥満者などにもブロックを勧めることができるようになったわけです。そうでなければ「強い痛みに苦しんでいない患者」に対してブロックを勧めることは医の倫理に反します。
文頭に記した様々な適応病名には「強い痛みを伴わない病気」がたくさんあります。例えば眼精疲労・不眠・高血圧などです。これらの症状を治すためにペイン科を訪ねる患者は皆無ですし、これらの症状を持つ患者をペイン科に紹介する医師も皆無です。ならば、上記の表はペイン科の威信を失墜させます。医師たちがペイン科の医師を信用しなくなります。
認知症・脳梗塞後遺症などの治療にブロックが適応されるか?
私はこのホームページ上に上頚交感神経節ブロックを用いて認知症や脳梗塞後遺症の患者を改善させることが可能であることを執筆しました。しかし、これらの病気は「強い痛みを伴わない疾患」であり、患者が進んでブロック治療を受けることはまずありません。改善には個人差があり、絶対に治るとは限らないからです。このような「痛みを伴わない疾患」でブロックを行うためには、最低でも「痛みを感じさせないブロック注射」の技術を持たなければなりません。そして、治療には数十回~数百回と通院しなければならないこともあるのでリスクや合併症を「何度治療を行っても絶対に起こさない」と言えるほどの腕が必要になります。さらに、毎週同じ場所に注射するので、注射部分に炎症や出血を起こさない特別な技術も必要になります。それらができる技術があって初めて認知症や脳梗塞後遺症患者にブロック治療を勧めることができます。ですから、私がこうした「痛みを伴わない疾患」にブロック治療を開始したのはごく最近です。技術が未熟なうちは、カジュアルにブロックを勧めることはできませんでした。
そうであるなら、上記のような疾患に「星状神経節ブロックが効果がある」と証明するためには、極めて高い技術がある医師のみがデータを収集できます。極めて高い技術がある医師は極めて少ないですから、結局きちんとしたデータ収集ができません。ですから、上記の適応表はきちんとしたデータではない可能性が高いのです。
そして「どうせきちんとした証拠もなく、効能効果を適当に書いているのだろう」と他の科の医師たちに思われています。私のホームページに記載してある内容もおそらく上記の表と同様に信用性のないものと思われるわけですからかなり迷惑なことです。この迷惑のおかげで、医師たちは私の様々な論文を信じないでしょう。信じてくれなければ私の治療法を全国の医師たちに広めることができません。だから本当に迷惑しています。
「ついで治療効果」について
ついで治療効果とは、私が上記の表を皮肉ったものです。上肢帯の激しい痛みや三叉神経痛の激しい痛みのためにペイン科に毎週通院せざるを得ない患者が、ブロックを続けていると偶然、めまいが改善したり、血圧が正常化したり、不眠症が治ったり…という「痛みを治しているついでに他の病気にも効果が出た」という効果のことを言います。上記の表にある病名は世界中の「ついで効果」を単に並べたてたものであると私は推測します。
「ついで効果」と「治療効果」は月とスッポンの差があります。治療効果とするためにはエビデンスが必用で、エビデンスがあれば保険適応となり、国家がその治療法を認めます。「ついでに効果」は証拠がなく、治療法として確立できません。にもかかわらず、ペイン科の医師たちが自分のクリニックを宣伝するために、これらの「ついで効果的疾患」を大上段に構えて宣伝することを私はたいへん遺憾に思います。ペイン科が「きわもの」だと思われてしまうからです。
ペイン科はリスクや合併症を開示せよ
ペインクリニック科でもっとも問題になるのはブロックのリスクや合併症です。組織に針を刺す治療ですから、毎回必ず針を刺すことによる損傷という合併症を必ず起こします。硬膜外ブロックを行えば、脊髄麻酔になってしまう合併症もたびたびあります。キシロカインによる中毒症状は血管内に薬が入ってしまうと起こることがあります。針を刺した箇所がずっと痛かったり、注射後に麻痺が起こることもしばしばあります。しかし、こうしたリスクや合併症をほとんどのペインクリニックが開示していません。これは非常に嘆かわしいことです。
なぜ耳鼻科の医師がめまいの患者をペイン科に紹介しないか、なぜ眼科の医師が眼精疲労の患者をペイン科に紹介しないか?考えてください。それはリスクが効果を上回る可能性が高いからです。他科の医師としては、ちょっとした合併症が100人に1人でもあれば、めまいや眼精疲労の治療にペイン科のブロックを紹介したくないものです(紹介した側にも責任があるため)。ならば、ペイン科は「治療できる!」ことを説明するよりも、リスクや合併症がどの程度であるか?を説明する方が重要です。ただし、問題はペイン科の医師が「ブロック後に声帯が麻痺して咳が出やすくなる」「硬膜外ブロック後に2時間くらい脊髄麻酔がかかって動けなくなる」などをリスクとして考えないことです。
ブロック後に2時間も力が入らなくなることは患者にとっては苦痛です。苦痛はリスクなのです。注射が痛いのもリスクです。これらのリスクをリスクとして考えないうちは「痛みを伴わない疾患にブロック治療をする」ことは無理でしょう。
ブロック注射後に1時間以上寝ていただく意味
私が以前ペイン科の病院に勤務していた時、そこでは硬膜外ブロックを行った患者は1時間半もベッドに寝させていました。なぜ1時間半も寝かせるのか?には理由があります。注射ミスをカムフラージュするためです。硬膜外ブロックではしばしば薬液が深く入りすぎて半脊髄麻酔状態になります。そうなると1時間以上動けなくなります。しかしブロック後の休憩時間を一律1時間半にしておけば、その頃には麻酔が切れて動けるようになるのでミスにならなくなります。患者は「ブロックとはこんなものか!」と思うのみです。
私の担当患者で、ペイン科の医師と私と両者にかかっていた患者がいたのですが、その患者は「ペイン科の先生のブロックの時は毎回1~2時間動けなくなるのに、先生の時は動けるのはどうしてなんですか?」と質問されたことがあります。それはペイン科の先生のブロックミスで毎回薬液が深く入りすぎているからですとはさすがに言えませんでした。それほどブロックミスは普通に起こることだということです。というよりも、それをミスと考えていない医師たちの姿勢を嘆きます。こうしたデリカシーの欠如が患者に不評を買っていることは言うまでもありません。
最後に
星状神経節ブロックの効能・効果があまりにも常識を逸脱していることについて述べました。ペインクリニック科のガイドラインにこうした多量のエビデンスのない効能・効果が書かれているおかげで、普通にブロックを行う私のような医師の信用が落ちてしまいます。そして私が現在進行形でブロックのエビデンスを作ろうとしている作業そのものが、こうした節操のないガイドラインと同類と思われているだろうことが想像でき、たいへん困っています。どうか、このようなガイドラインを発表することはやめていただきたいと医師の一人として思う次第です。本当に困っています。
もちろん、こうした病気を治せる可能性がないわけではないことはよく知っています。それにしてもこの表は医師として科学者として恥ずかしいです。
10年前から頚性めまい、自律神経失調症に悩まされ、様々な治療を試してきました。改善されず、最近ペインクリニックを知りました。怖さと効果がなかったら…など悩みましたが、受診することにしました。明日予約とれました。少し緊張していますがこの記事を読み勇気を出していきますね。ありがとうございました。
ブロックは多少のリスクはありますが、手術に比べればリスクは極めて低く、そして何か起ったとしても、普通は後遺症となることもほとんどありません。そう考えると自律神経失調という人生の質を極めて低下させる疾患を、ただ我慢するのではなく、治療方法があればそれを試す勇気を持ってもよいと思います。近くのペインクリニックで効果を試し、それでも改善しないようなら、またここに相談に来てください。
背中を押していてだいた記事に出会えたこと感謝します。ありがとうございました。
8月にはじめてペインクリニック受診し、5回頚部硬膜外ブロックをうけました。うち3回はペリドロ?という管を頚部の上の方にいれて行うものでした。効果は残念ながらあまりかんじることができず、医師からはこれで効かなければ安定剤のほうがきくかもしれない、うちでは適応外ですといわれました。また、星状神経ブロックは今のが効かなければもっと効かないともいわれました。経験豊富な上手な先生だとは思っています。
ねらったところに注射はできているそうですが、こんなにききめを感じられないこともあるのでしょうか?
その理由はなにが考えられますか?
うつ病のようにいわれショックでした。
硬膜外ブロックは硬膜外腔に癒着があると極めて薬液が入りにくい状態になります。そうした状況があるかもしれません。硬膜外腔に薬が入ると、手にしびれを感じる、首周りが暖かくなるなどの感覚が起こりますので、それらが全くない場合は薬液が正確に入っていない(入りにくい)可能性があるでしょう。癒着があると、どんな名医でも薬液がうまく入らないので効果が出ないのかもしれません。
わかりました。返信いただきありがとうございました。
ここ半年、ヘルペス様の症状や、怠さと言う慢性疲労症候群の症状に悩まされ寝たきりに近い生活を送っています。
鞭打ち、健盤疎部損傷、肩甲骨下筋断裂など筋肉の吊り懲りが尋常ではありません。
この記事を読ませて頂き星状神経節ブロックを近くの麻酔科で受けたいと思いますが注意すべき事はありますか?
星状神経節ブロックは慢性疲労症候群にも効果があると言われていますので、これを行うのはよい考えだと思います。しかし、ただ一つ難点は、星状神経節ブロックは効き方に大変むらがあり、よく効くときもあれば全く効かない時もあるということです。効かないことが連続で10回くらい続くこともあります。つまり医師の腕によって効き方に差が得ます。そのことを認識しておき、根気よく治療を行うことが大切です。
私の場合は星状神経節ブロックが非常に効果があり、脳外科医や神経内科の専門医が理解できず認めなかった痛みや異常な感覚などの自覚症状を見事に治療してくれました。上の表に記述のある病名のうち、私がこの治療法によって改善したと自覚した病名を揚げます。
風邪とその予防、自律神経失調症、低血圧症、立ちくらみ、過眠症、慢性疲労症候群、あかぎれ、片頭痛、緊張型頭痛、頚性頭痛、群発頭痛、脳梗塞、飛蚊症、眼精疲労、ドライアイ、副鼻腔炎、浸出性中耳炎、耳鳴、嗅覚障害、口内乾燥症、関節炎、肩こり、慢性気管支炎、気管支喘息、胃炎、肝炎、便秘、下痢、神経性頻尿、インポテンスなどですが、その他にもここに記載されていない蓄膿症、うつ病などのほか、正確には診断を受けていない心臓の不具合、異常感覚、運動機能障害などの自覚症状などもあります。
上記の病名はこの治療法により改善し、完治したと思われるものもあります。高い技術をもった麻酔科医であれば的確な位置に正確にピンポイントで麻酔薬を注入することができ、それを繰り返すことにより私のような患者の症状を治療できます。
推測ですが、星状神経節ブロックを用いた治療法は施術する医師により、また、受ける患者側の症状により効果には個人差があることは否めないと思います。人により麻酔薬が適応しないこともあるようです。
幸いにして私の場合はこの治療法が功を奏し、薬物の長期服用による悪循環を断ち切ることができました。
最初のうちは不安や恐れもあるでしょうが、施術する医師を信頼できるようになればさらに効果は見込めます。
1年半前にラクナ梗塞を左半身痺れています。6ヶ月前より反対側の右手のひらと、足のうらが痺れています。(もしかしたら両方かも)
色々なクスリも処方してもらいましたが、効き目がなく、ペインクリニックを紹介してもらいました。
そこで診断されたのが掌せき嚢胞症。
5年前から困っていた、病でした。
痺れがここにつながった。
そして、この星状神経節ブロック注射です。今2回目を受けてきました。
これから、どのように変化していくのか観察していきます。
精神神経科で適応障害との診断をうけました!外来で薬物療法を行っています!星状神経節ブロックを行って改善策としての候補になりますでしょうか?減薬していきたい気持ちがありペインクリニックに興味があり若林先生の本も読みました!
こんばんわ!腓骨骨折をしコンパートメント症候群で腓骨神経麻痺になりました!神経ブロック療法で腓骨神経麻痺が改善する事はありませんでしょうか?
適応障害の根本原因は、精神がおかしいからではなく、自律神経が不安定のため、感情が動くと自律神経を過度に興奮させ、常におおげさな反応をしてしまうからだと考えています。つまり、ブロックで自律神経失調症を改善させれば適応障害が改善します。すでに現在治療中の方も4~5名おられます。そして全員がなかなかよい治療成績です。ただし、完治までは行きません。調子がよくなっていることは確かですが、薬を飲まないようにするまでには至っていません。薬を中止するには「禁断症状」と戦わなければならないからです。自律神経失調が治っても、薬絶ちは難しいでしょう。
ただし、治療には根気が必要です。通院ができるかが問題です(都内です)。
コンパートメント症候群?は、コンパートメント内にステロイドを丁寧に注射していけば、治る可能性が十分にあると思います。ただし、最初の1か月間は注射をしても、全く効果の出ない期間があると予想されます。ですので、これも根気がいります。普通は整形外科で神経剥離術を受けるのが最短で治す方法です。
ドコモのアドレスは、PCからのメールを受け付けない可能性があります。
丁寧なご対応、お返事ありがとうございます! 先生のお返事で大変希望が持てました。ありがとうございます!素晴らしい先生に出会えた事に感激しております!精神神経科の先生は腓骨神経麻痺が改善出来ましたら精神面も少し改善していけるのではないかと仰ってました。色々と論文を探しましたが腓骨神経麻痺を神経ブロック療法で改善出来た事例がなかったもので先生の治療は大変希望が持てました!
成功事例はありません。しかし、治療にはリスクがありませんので、手術を受ける前に、必ずやってみるべきであるからお勧めしているだけです。治る可能性は低いかもしれませんが、たとえそれが10%であっても、手術をする前に一度は試すべき治療だと言うことです。手術をすれば治る確率は30%~50%くらいであると推測します。ブロックでの成功確率は、治療回数や、あなたの根気によって変動しますので、確率を述べられません。あなたが短気で根気がなければ、成功確率が低下します。それ以上でもそれ以下でもありません。
中1から偏頭痛持ちの23歳です。
月経が始まってから、月に1回、多くて4回は必ずくるようになりました。月経の前週だったり、最中だったり、後だったりと不定期で日が特定出来ず、先の予定を入れるのもびくびくし、そろそろくるかなという頃には不安で仕方ないです。現在、イミグランの皮下注射を行ってるのですが痛みをずるずる引きずる為、星状神経ブロックを試してみようかと思っています。このような場合でも効き目はあるのでしょうか?
私も実は片頭痛もちです。発作時は即効で自ら上頚神経節ブロックを行い、発作を完全に消失させています。私の片頭痛は視野狭窄、言語障害、手足のしびれを伴う重症なものです。ただ、頭痛には種類があり、原因がそれぞれ異なりますので上頚神経節ブロックで「全ての頭痛」が改善するわけではありません。ですが、あなたの偏頭痛は同ブロックで改善できるように思います。星状神経節ブロックでも効果はあると思いますが、私のブロックと比較すれば効果はかなり低いです。なぜそれがわかるかというと、すでに他のペインクリニックの星状神経節ブロックで、頭痛が治らなかった方たちを、私は治して差し上げているからです。また、診察時に頭痛があるとは限らないでしょうから、ブロックは無症状の時に行うことになる可能性が高いでしょう。無症状の患者にブロックをする場合、医師にとっては「極めてハードルの高いブロック」となるわけで、普通の医師にはできないと思います。ですから、星状神経節ブロックをトライするのではなく、最初から私の上頚神経節ブロックを行うほうが改善の可能性が高いと思います。
めまいに悩まされております。耳鼻科で薬を処方されましたが、効き目がありません。整形外科でストレートネックと診断され、頚性めまいの可能性があると教えていただきました。ネットで調べると、めまいには胸鎖乳突筋へのトリガーポイント注射か星状神経節ブロックが効く可能性があるとのことですが、どちらかでめまいを緩和させることはできるでしょうか。
たしかに軽症のめまいであれば胸鎖乳突筋へのトリガーポイント注射(別名筋膜リリース)や星状神経節ブロックで改善することがあります。重症であれば(難治性であれば)全く効果がないこともしばしばあります。胸鎖乳突筋へのトリガーポイント注射は保険適応がないので、これを行う医師はあまりいません。星状神経節ブロックはペインクリニックで比較的たやすく受けられます。しかし難点は星状神経節ブロックは左右どちらかにしかブロックしてくれませんので、効果が少ない可能性があるということです。どちらからためされてもかまいません。治らなかった場合に、最後の砦として私のブロックがあります。それまでに治ってくださることを祈ってます。
65歳男性、10年前に急に転倒を繰り返すようになり、
それに伴い頚椎の痛みと左手指までの痺れ痛と冷感痛で、
手袋をしないでいられなくなりました。
病院で後縦靭帯骨化症(OPLL)との診断を受けましたが、
手術を回避して60歳までにペイクリニック等で神経節ブロックや
硬膜外ブロックなど様々な慢性疼痛の改善に挑戦しましたが、
まるで痛みが取れず遂に将来のリスクを回避すべく椎弓形成術を行い、
現在スペイサーを4か所埋め込んだ状態であります。
術後、慢性疼痛に関しては首・肩両腕から足先の痺れ痛をいまだに
克服できていません。
痛みは人格までも損なうものだと実感しております。
今は、ワンデュロパッチとリリカ、デパスを服用しておりますが、
痛みの神経回路の方が薬効を上回り、無敵の痛み成分としか言い様が
ないと半ばあきらめていますが、先生のお話を聞くと期待したいとの
思いになります。
手術後に受けられるブロックは神経根ブロックと交感神経節ブロックのみで、硬膜外ブロックは受けられません。手術により硬膜外腔が破損してしまっているからです。左記の二つのブロックを行うことは私にとってはたやすいことですが、あなたの症状を考えると、週に2回の治療を延々と行わなければ痛みを楽にして差し上げられないと思います。そうなると居住地が東京でなければ難しいと思います。一応、ご連絡差し上げますが。
早速のご指導を賜り、ありがとうございます。
私は在京ですので通院は可能かと存じます。
硬膜外は手術前に一度施術していただきましたが、
効果は全くありませんでした。
しかしもうケナコルト使用は不可能と了承しました。
また私の場合は、トリガーポイントではなく、
両肩・両腕・両足全体の慢性圧痛と痺れ痛冷感痛ですので、
根気よく麻酔系のブロック注射をするしかないようですね。
現実的には毎週、私のところへ通院されるのが痛みから逃れられる近道だと思います。通院が出来るのであれば可能な限り「なんとか」します。ただし、通院するにしても、最近は予約がとりにくい状況ですのでご了承ください。近所にお住まいの方を追い出しながら、難治性の方を受け入れている現状があります。
星状神経ブロックについて。
転勤などもあり、今までで数カ所のクリニックで星状神経ブロックを受けてきましたが、ホルネル兆候が出る時と出ない時があるのがきになります。出ない時は効果はないものでしょうか。
又最近受けた時に腕にピリッと電気がはしるような、する痛みもあり不安になりました。
どんな原因が考えられますか?
ホルネルが出現する時はブロックが精確であるという意味です。腕に走る電気とは腕神経叢に針が刺さったことを意味しますが害はほぼありません。
わたしは 1カ月ほど前から 急に耳鳴りに
悩まされてます。
耳鼻科 脳外科 いろいろ行きましたが 原因がわかりません
夜は 睡眠薬で なんとか寝てます。
星状神経節ブロックで効果があったと ネットでみなした。
わらおもつかみたい気持ちです。
アドバイスして下さい。
耳鳴りに星状神経節ブロックが効くとは思いますが、おそらく効果はわずかだと思います。私の行う上頚神経節ブロックでなければ十分な治療効果には至らないでしょう。その私の上頚神経節ブロックでもなかなか治らない人がわずかにいます。たいていは改善しますが全快にはなりません。ただし、まだ耳鳴りがはじまって1ヶ月しか経っていないので、私としては効果を期待してよいと思っています。1度の治療では改善しにくくある程度根気よく通院しなければなりませんので、心配はそこだけです。
ありがとうございまた。 市立病院に通いたいのですが 何科から受診したらよいでしょうか。
耳鳴りを治せる医者は世界中探してもほとんどいません。つまり何科を受診しても相手にしてもらえません。星状神経節ブロックが効くといううわさは、あまり信用がありません。そうではなく上頚神経節ブロックならそこそこ効果があると思います。上頚神経節ブロックは私が開発したものですので、他の医師に依頼しても無理です。さらに、耳鳴りは保険適用がありません。よって市立病院では相手にしてもらえません。唯一、個人で開業しているペインクリニックの医師であれば、やっと相手にしてくれるかもしれませんが、ペイン科の医者でも耳鳴り治療をしてくれる医者はなかなか見つかりません。なぜなら、ペイン科の医師も耳鳴りには星状神経節ブロックがあまり効かないことを知っているからです。
耳鳴りは現医学では「治せない症状」とされていますので、近くの医者を何軒回っても治せる医師と出会うことは無理です。よって普通は耳鳴り治療は、あきらめるしかないものなのです。あきらめるしかない病気を、私は前回回答したレベルにまで治せますという意味でお答えしました。その意味がご理解いただけなかったということでしょう。私以外の医師で、耳鳴りを治せる医師がいるのでしたら、もちろん紹介差し上げますが、現状、無理のようです。
もちろん、「耳鳴りが治せる」という治療師を探すのはかまいません。しかし、その治療が医師免許を持っていても持っていなくても関係なく、「治すことは簡単ではない」です。そして医師免許があるなしに関わらず、保険適用にはなりませんので、公の病院ではやっていませんし、お金もたくさんとられてしまいます。そして治らなかったらお金だけ損をします。つまり、「治せる」と豪語する治療師でさえ、どこまで治せるか?は不確定です。結局、どこに行っても治らずあきらめるか、最後に私のところに来院するかになります。
その私でさえ「どうやっても治らない耳鳴り」があります。それほど耳鳴り治療は現医学においては夢を追うことに等しい(治ることが奇蹟)と言えます。
ちなみに前回回答した患者の例は お金を何百万円もかけ、日本中の耳鳴り治療師(医者も医者以外も)を探し、実際に治療を体験し、それでも治らず、海外の耳鳴り治療も何か所も受け、それでも治らなかった方です。その方を半年かけて、あそこまで回復させたわけです。日本で私以外にそんなことができる医師を探すことは極めて難しいでしょう(いないとは言いません)。
このように私が言っても、おそらく信じないと思いますので、まずは日本中、そして海外も含めて耳鳴りを治療できますと言っている治療師をいろいろと訪問してみるとよいでしょう。星状神経節ブロックも医者によって効き具合が違いますので、名人を名乗るペイン科の医師を探すとよいと思います。それでだめなら、また相談ください。
はじめまして。
とても悩んでいることがあり相談させていただきます。
先日大学病院にて下顎完全埋伏歯の抜歯をしたところ、下唇右半分とその下顎の部分にみに麻痺が出ました。
オトガイ神経麻痺と診断されました。
早急な治療が望ましいとの事で、抜歯翌日に麻酔科で治療の説明を受けました。
薬(ステロイド剤とビタミンB12)を処方され現在服用中です。
現在の症状は痛みやしびれはなく、鈍い知覚麻痺があります(触ると感覚はあるが感じ方が鈍い)。
唇の内側は感覚があるので飲食も問題なくできています。
だた大きく口を開いた時に右下顎が突っ張った感覚はあります。
今後「星状神経節ブロック注射」「理学療法(レーザー治療)」を提案されていますが、受けるべきかどうか悩んでいます。
星状神経節ブロックは逆に痛みが出てしまうのではないか、症状が悪化する事もあるのではと気になりました。
初期に星状神経節ブロックを受けると効果が大きいとは聞いていますがリスクも心配です。
レーザー治療だけで完治は難しいのでしょうか?
御見解お聞かせ願えませんでしょうか?
星状神経節ブロックを受けるべきか?迷っているのでしたら、受けることをお勧めします。星状神経節ブロックのリスクは「ブロックが上手な医師」であればほとんどなく、へたくそな医師であれば血管損傷や神経損傷の後遺症を残すことがあります。つまり、ベテラン医師に治療をしてもらえるのなら、リスクはあまり心配いらないということです。
ただし、完全に切断されてしまった神経は、星状神経節ブロックを行っても、レーザーを行っても元通りになることはほぼ不可能です。状況からは完全断裂が否定的ですので、神経が少し傷ついているだけであれば、ブロックはある程度有効でしょう。大学側は罪滅ぼしとしてあらゆる改善の手段を受けてほしいというのが彼らの心情であると思います。治る確率はわかりませんが、少しでも確率の高い方向に治療を受けるべきでしょうから、ブロックを拒否されないほうが、悔いが残らないと思います。ましてや、今回の件は大学側に落ち度があるわけですから、ペイン科の担当医にはベテランを選んでくると思います。よって、治療を受けるほうがよいと思います。
コメントありがとうございました。
神経の損傷にはやはりブロックがある程度有効なのだと分かりました。
鈍い麻痺だけで痛みがない症状なので、ブロックはしないほうが安全かなと思っていたのですが、今回のお返事で考え直す事が出来ました。
最終的に治らなかったとしても、あとで悔いが残らないように治療を受けたいと思います。
だたブロックはベテラン医師が担当してくださるかは不明で不安は残りますが・・・。
専門の先生にお話を伺えて良かったです。
本当にありがとうございました。
はじめまして。
夜勤でALS患者の利用者のところへ週2回通っています。介助の頻度が徐々に高くなり、中腰の介助場面が多いせいか両下肢のハムストリングスあたりから大臀筋まで張った感じが常にあり、最近精神的ストレスで睡眠不足となった先々月から、体を横たえると下肢の張った部分が絶えず痛み、疲労感がひどくかつ、休めば痛みで 溜まる一方という感じです。
整骨院で筋肉を緩める施術を受けたり(かなり痛い施術)整形外科で筋肉関節の痛み止めをいただいて服用しても、効果はいまひとつです。
星状神経節ブロックは、これら疲労と痛みの改善に効果はありますでしょうか
星状神経節ブロックは主に頸髄・延髄・大脳の血流を上げることが目的のブロックですから、下半身のだるさ・痛みにはほとんど効果がありません。それよりも腰部硬膜外ブロックが適応であり、整形外科にかかるのではなく、ペインクリニックにかかることをお勧めします。また、寝ていると痛みが増強することから、マットレスを大至急変える必要があります。何よりもまずマットレスを「西川のムアツ」にするべきです。ネットで買えます。3~5万円はしますが、その価値は十分にあります。
さらに、効果の少ない整体に通うよりは、一定以上の効果を発揮できる「腱引き」に通うことをお勧めします。「腱引き」とネット検索してみてください。代替医療としての治療能力はかなり高く、医師たちが治せない症状を次々と治す実績があります。
それらが全て無効であった場合に、手術を選択、私の治療を受けるなどの選択があります。
とても具体的に、手段を教えて頂いて感謝しています。
腱引き で検索早速してみます。
休むときに痛いのは、主にリビングのフローリングで少し休憩をとる時なので、覚醒しつつ横になる条件だとなんとなく痛みを意識しかなりだるくなってしまうという感じです。
歯科矯正治療をきっかけに非定型の歯痛に悩まされるようになりました。
今年5月から通っているペインクリニックでは、スルーダー神経痛と診断され、慢性的な鼻炎を治せば症状が軽くなるといわれ、主に鼻炎の治療を行っています。
他に、緊張型頭痛によって症状が悪化したと考えられたことと、ストレートネックによって首の骨の上から2番目に若干の変形が見られるとのことで、それらの対策として、肩と後頭部あたりにブロックの注射をしてくださいます。
以前、私が星状神経節ブロックをお願いしたところ、そちらの先生には、私の症状には星状神経節ブロックはまったく効かないからやりませんときっぱり断られてしまいました。
しかし、今のところ症状の改善はほとんどみられず、一度、他のクリニックで星状神経節ブロックを試してみたいとも思っています。
ただ、スルーダー神経痛には星状神経節ブロックは効かないという記述もあるため、迷うところではありますが、本当にスルーダー神経痛であるのかという疑念も残るため、星状神経節ブロックを試してみたいと思うしだいです。
診断をしてみないことにはなんともいいようがないかもしれませんが、なにかアドバイスいただけると幸いです。
スルーダー神経痛には星状神経節ブロックは効かないというのは半分真実ですが、あなたの言うように、真の原因は神様にもわからないものです。だから治療をしてみないことにはわからないというのは正しい判断です。
しかし、日本の医療行政として「スルーダ神経痛」という病名をつけた時点で、「星状神経節ブロック」を行うことは保険上禁止されます。その診断名の疾患に星状神経節ブロックの保険適用がないからです。つまり、自費でしか診療を受けられません。しかし、日本では混合診療が法律で禁止されているので、自費診療も受けられません。そういう仕組みがあるので「試しにブロックを行う」ということができないことになっています。
こういう面倒な行政があるため、医師は「自費診療にかかわってくる患者」に嫌悪感を抱くことが必然となります。「面倒なことを医師におしつけてくる」患者になるからです。法律で禁止されていること、保険適用のないこと、何か不手際があると責任問題となること、なので、そういう治療に積極的にかかわろうとする医師はほとんどいないというのが現状なのです。特に保険外治療では患者と医師が信頼関係がないと、医師側が「怖くて治療ができない」のです。
いろんなことを試してくれる医師を探す事は、日本では極めて難しいことです。
さて、難治性歯痛・はぐき痛の患者を腱引き+私の上頚神経節ブロックで半分以上改善させた例もありますので、一度は私のブロックを受けに来られるとよいと思います。
7月21日(木)朝発症
(金)近くの耳鼻科から
(土)大学病院を紹介され入院
突発性難聴でステロイド投与中
その他複数の内服薬が出ています
カリジノゲナーゼ
メコバラミン
レバミピド
ファモチジン
+寝る前の安定剤
エチゾラム
翌週
(月)から星状神経節ブロック
の注射が始まりました
先生が書かれていたように
薬液が入ると肩から手にかけて暖かくなり手がしびれます
30分で起き上がれ
直後に食事もとれました
その部分の不安は
読ませていただきこのサイトに出会え感謝しているところです
が
ステロイドとの
同時進行は
星状神経節ブロックの妨げにはならないか心配です
大丈夫なのでしょうか?
ステロイドを使うこと自体は問題にならないのですが、実は、使った後のリバウンドが悪影響を起こすことがあります。それはステロイドを大量に使用した時期に、副腎から体内ステロイドが分泌抑制されてしまい、体内で作る自分のステロイド不足が生じるからです。副腎不全になる方もおられます。耳鼻科医はステロイドを使用した後のリバウンドとして、体内にステロイド不足が起こることを知っている者がほとんどいません。そしてステロイド不足は高コレステロール血症がある方ほど起こりやすいという私の論文があります(他の医師はそのことを知りません)。
よって、ステロイドを中止してから「体内で炎症が起こりやすい体質」となってしまい難聴が悪化される方がいます。大学病院の医師たちはこれらのことを認識していません。ステロイドは使い方が極めて難しい薬剤であるのに、その使い方を知らない医師たちによって濫用されて被害が出るということは、まだまだ世界各地で起こっています。できれば、ステロイドの使用はやめてほしいというのが私の切なる願いですが・・・入院中であれば患者に治療を拒否する事は不可能に近いと思いますので、やむを得ません。リバウンドが起こらないことを願うしかありません。
できれば「突発性難聴撲滅へ」の記事もお読み下さい。
正常神経節ブロックを4つの病院で、
4人の医師から受けた経験があります。
某おじいちゃん先生のところで受けると、
いつも瞼がとても重くなります。
他の先生たちの注射だとそのような感覚はごくわずかです。
おじいちゃん先生の治療は何が違うのでしょうか?
SBGとしての効果が高いのは、その先生と他の先生達どちらなのでしょうか?
瞼が重くなるのは交感神経がブロックされたサインですので、その年配の先生は的確にブロックをしていると考えてよいと思います。ブロックの回数を重ねて行くうちに、注射の腕が達人の域に達しているのだと思います。ただ、交感神経節の走行は個人差があり、相性があります。年配の先生と相性がよいのかもしれません。また、薬剤の濃度や入れる量によっても効き方が変わり、しかもそれは医師によって異なります。その辺も比較しなければ正確なことはわかりません。
48才女性です。2年程前から、口中の異常に悩んでいます。常に塩っぱい酸っぱいから始まり、ひどい時は鉄を口に入れている様になります。また、嚙み締める癖があるのか口が疲れます。全体の舌が搾られた感じで痛みがあります。
亜鉛不足もなく味覚異常だけは診断されました。
ある時持っていたリーゼで楽になりましたが、私は凄く眠くなるので半錠で約3時間効きます。ところが効かない時もあり、何より飲まなければいられない状態で困ります。
他に薬は紫朴湯と気管支喘息薬を服用しています。
最近ネットで星状神経節ブロックが効くような記事を読み、気になっていますがリスクもある様で気になっております。
とにかく複数病院に行って、改善されないのでアドバイスをいただきたく、お願いします。
「リーゼを飲まなければならない状態」はすでに薬物依存症になっています。したがって、脳のシナプスはリーゼに耐性を持つように変化してしまっています。これが治療をかなり難しくしてしまうことは受け入れなければなりません。安易に薬に逃げてしまった罰を受ける事にならなければよいのですが・・・どのような罰を受けるか?は最新のブログ「薬物依存の慢性疼痛治療ガイドライン」をぜひお読み下さい。この「治療ガイドライン」のような状態になっていなければ、改善させることが可能であると思われます。
星状神経節ブロックが効果があるか?との質問は、「極めて腕の立つペイン科の医師」にしてもらった場合に初めて「多少の効果」が出る程度だと思ってください。私の行う上頚神経節ブロックであれば、さらにワンランク上の効果が期待できます。しかし、治療の邪魔をするのは薬物依存ですので、その状況によっては難しいかもしれません。
また、発症から2年も経過しているとなると、治る確率は低いかもしれません。
もしも、ブロックのリスクが気になるというのであれば、代替医療に頼るしかないと思います。とにかく延髄の血行がよくなるような治療をしてもらえれば治る望みはあるでしょう。なぜ、そう進言するのかというと、「西洋医学では治せない」症状だからです。いくつ病院を当たっていただいてもよいですが、できるだけ「西洋医学では治せない」という事実を早く悟ることが重要だと思います。その上で私の治療をご希望されるのでしたら、来院されるのもよろしいかと思います。
お返事ありがとうございます。
「安易に薬に逃げてしまった罰を受ける事にならなければよいのですが」
この言葉は辛いです。
2年前に先生のブログに辿り着いていたならともかく、数々病院に行って治療法が見つからず、ようやく痛みが落ち着く薬に出会えた時は本当に嬉しかったのです。
体の不調、特に痛みに関しては薬に頼るのが素人だと思います。その時に薬物依存性になるとは思いません。飲み続けた結果いつかは通常に戻ることを期待するものではないでしょうか。
確かに今、依存性と言われてその通りなのかもしれません。ではどうして先生以外の先生が教えてくださらず、素人の自分に罰が下るのか、医療に関して疑問をもちます。
依存性の怖さを知りましたので、何か手立てを考えなければいけませんね。
精神的に楽しくしている時は大丈夫な時もたまにはありますので、まずは意識的に量を減らしていこうかと思います。
薬物の減量は極めて慎重に、計画的に行わなければ禁断症状で撃沈します。あなたの場合はアシュトンマニュアルを1度読まれて、知識を身につけておいた方がよいでしょう。アシュトンマニュアルは批判もされていますが、あなたの場合はおおむね適正だと思います。
医療に不信を抱き、医療に怒りを向けているのはあなただけではなく、上記のアシュトン博士もそうです。医師として、教授として、薬剤の使用に警鐘を鳴らしています。しかし、99%の人は薬物依存にはなりません。医学とは99%を生かし、1%を殺すものです。
これだけ、多くの方が苦しんでいるのに、星状神経ブロックはなかなか浸透しないのですね。
私は、脳脊髄液減少症から、難治性慢性疼痛、、群発頭痛、CKDを患って12年になります。ペインクリニックでSSGBをうけ、トラマール50をマックス処方、リーゼですから
耐性の罰はかなり受けなくてはならないでしょう。SGB受けた後
5分後には会計して、クリニックをでます。瞼は下垂し
ていますし
腕も重いですが、午後には勤務についています。病院勤務していますが、働かねばならない立場にい
る為、痛みや耳鳴りに耐え
勤務しています。患者さんを看れる状態では、ないのに仮面をかぶり続け、薬漬けになっています。私の罰は重いのでしょうね。
休みは、高熱をだし寝たきり、勤務は休めず。世界がグレーにしか
見えません。休んだりうごけなかったりすれば、怠け者扱い。
悲しくなるのに、もう涙すら
出なくなりました。
先生の場所を早く知りたかったです。私はかなり困難な治療になるでしょうから、誰か一人でも楽になること、もっと…この治療法が
多くの医療者に伝わることを
願っています。今は整形でも
簡単にドラムセットが処方され
デパスとセットになっている
お薬手帳を見る度に悲しくなります。
星状神経節ブロックを適切に行ってくれる医師を見つけたというだけで、あなたは他の難病の方々よりもはるかに幸せなポジションにいるということを決して忘れてはいけません。理不尽の中を生きていて、生きるのもいやになっていることは理解できますが、他の多くの患者は、腕のいい医師と出会うこともなく、薬漬けにされて人間生活から逸脱しています。
星状神経節ブロックやその他のブロックが世の中に広まらない理由は、ブロックを行うことが医師にとって極めて理不尽だからです。ブロックのリスクや責任を背負い、患者からは十分な金銭もお礼ももらえず、他の医師の3倍以上危険なことをし、命をすり減らしながら治療をしているのに、その実績が医学界で認められず、保険点数もとれないのです。これほど理不尽なことを進んで行う医師がいないからこそ、ブロックが世に広まらないのです。しかも、ブロックは、相当な腕がなければ、事故を起こして訴訟されます。
これほど理不尽なブロックを、担当してくれる医師に巡り合えている時点で「それなりに幸運」であると受け入れた方がよいでしょう。そうでなければ、あなたに治療している医師がかわいそうです。
ただ、ペイン科の医師も、超難治性の患者には手を出さず、薬漬けにする習慣があります。自分の手に負えない患者は精神病扱いして薬漬けにするのが医師の習わしです。私はペイン科の医師が見捨てた患者をさらに専門に見ているからこそ、こういった薬の禁断症状などについて詳しいのですが、普通の医師たちはそういうことを全く知らないのが普通です。無知な医師を恨んでもしかたがありません。現代医学がまだまだ未熟なだけなのですから。禁断症状も何も知らずに薬を処方する医師が悪いのではなく、現医学に禁断症状の知識がないだけの話です。
そうした現状の中、現医学で解明されていない病態になってしまったのは運の悪さです。その運の悪さを理解すれば、「そもそも西洋医学で解明されていない病態を、西洋医学の医師に治してもらおう」とすること自体が間違いであると気づかなければなりません。私がこう叫んでも、ほとんどの患者は西洋医学を捨てきれないものです。それは西洋医学が何でも解決できるというふうに国家から洗脳されているからです。しかし、洗脳されたままでは自分の体を元通りにすることはできません。代替医療に乗り換えることも考えるべきだと思います。
私は現在、自分ができるブロックにも限界があることを知り、代替医療と手を組んで、共同作業で難治性患者を治す努力をしています。興味とお金と暇があれば相談ください。くれぐれもないものはねだっても手に入りません。
お返事ありがとうございます。
そうですね…主治医のリスク、ストレスを考えれば、私は動けるように、適切に注射をしてくださる医師には感謝しております。腎臓内科から許されている薬が、トラマールですから、理解はしているのです。10年以上たち、先生達も
私も老いてきた中で、休みなく
痛みにむきあっている、ペインクリニックの主治医には感謝してます。先生と奥様ふたりだけで
しているクリニックですから
この先生に会うまで、三回注射を受けましたが、この先生の注射だけです。瞼が下垂し、右手が暖かくなる感覚になるのは。
だから、自分の罰は仕方ないのです。痛みが楽になり、職場にいける身体になれる時が1日でもあるのですから。もっと広がるべき治療なのに、浸透しないもどかしさ、悲しさは、現場にいて感じます。
1年位前に、頚椎の椎間板ヘルニアと診断され、リリカ錠を服用して来ました。2週間位前に、左側の背中と左上腕の痛みが頂点に達し、痛みからの目眩と吐き気で、動けなくなり、救急診療で、1日だけ入院して目眩とムカつき止めの点滴をして頂き、CT撮影もして頂き、やはり原因は、頚椎椎間板ヘルニアとの事で、次の整形の予約日まで、待てとの事でしたが、余りに辛くて、少し遠くのペインクリニックを訪ね、神経ブロック注射をして頂きました。星状神経節ブロックを左首と左肩2箇所に受けたのですが、痛みは、少々軽減しましたが、目眩と倦怠感のようなものがあります。注射後、2時間たちますが、これは続けてうけると効果が出るものなのでしょうか。申し遅れましたが、私は、現在61歳の女です。
先程投稿した多田です。余り上手く表現出来ず、再度投稿致します。本日注射をして頂いた、ペインクリニックの先生と、整形の先生は、やはりお立場が違うのだと思いますが、基本整形の先生は、我慢を望まれ、ペインの先生は、少しでも楽になるようにとのお考えでした。私は、田舎に住んでいて、今日のクリニックまでは、片道1時間半きるので、その先生は、診療明細を見せれば、我が家から40分程度の大きな病院でも受けられるのではないかと、とても親切に教えてくださいましだので、私は、基本的には、続けて伺いたいと思っております。
doctorf先生、先程は、コメント失礼しました。不安の為、先生の他のサイト…リリカの禁断症状…も読ませて頂きました。本当に色々な方が私よりも、本当に辛い思いをされていることよくわかりました。痛みと言うのは、人によって捉え方が違って、私の症状も、ただの肩凝りみたいに言われて、我慢しておりましたが、余りの痛みに、救急診療騒ぎになりました。今思うと、リリカを飲み忘れて…毎日25㎎を2錠飲んでいました…かな?とも思います。
今日、松山のペインクリニックに行き受けた星状神経節ブロックと施術して下さった先生を信頼して、続けて行こうと決めました。同じような症状で悩まれている方には、絶対お薦め致します。このサイトに出会った事も感謝致します。有難うございました‼
自己解決へ歩まれたので私が口をはさむまでもありません。整形外科医は基本的に外科ですから、立場上、手術を行う方向に持って行くのが一般的です。ですから、っ保存的に痛みを軽くしようとはせず、薬でだめなら手術と駒をすすめてしまいがちです。ペイン科の医師は手術をしないでどうにか痛みを取り去り、自然治癒へ向かわせようとするものです。よって、まずはペイン科の医師をたよりにし、ブロックでがんばれるなら、がんばって自然治癒へ持って行き、それが成功しない時にだけ整形外科に行き、手術を検討するという流れが良いと思います。
doctorf先生、お忙しい中、返信頂き有難うございました‼ぜひ、ペインで行きたいと思います。私のような…愛媛の片田舎に在住の者でも、東京の最新の情報を入れて頂き、先生がお忙しい中、一つ一つご丁寧にコメントをされた結果で、とても感謝です。我慢を美徳と思いがちですたが、所詮人は、痛みには勝てないようです。有難うございましたm(_ _)m
後、1つ、非常にあつかましいのですが、一つだけ不安があります。先生のお話の中に、リリカの禁断症状がありますが、昨日伺ったペインの先生は、ペインとともに、リリカ錠剤を増やしてもらった方がいいかも…と仰いました。少し、先生のお話と矛盾点があるようなきがいたしました。リリカの禁断症状についてはご存知無い先生なんてましょうかね…
残念ながら、このHP上に掲載されている論文はて私個人の研究によるものです。つまり「世界の医者たちが誰も知らない」ことばかりです。ですから、私の論文は「推論」がほとんどであり、社会に対する信用度は極めて低いというのが真実です。ですから、これほど大胆かつ画期的に難病を治療できるにもかかわらず、私の治療法や意見が世に広まっておりません。そして、私はこれを読む国民の方々に「私の論文を信じなさい」というおこがましいことは言いません。信じるか信じないか?は各自で決めなさい。と述べているのみです。
ここに書かれている内容は、全て衝撃的であり、現医学の権威を貶めてしまうような内容ばかりです。よって、こういう論文は世に出ない方が世界秩序のためには正義となります。ただただ真実を見つけ出し、自分で健康を守ろうとする国民の方にのみ利用していただければよいのです。
ちなみに、強い禁断症状は少量短期間ではあまり起こらないと思います(個人差はあります)。目安として1日300mg以上で3か月以上継続といったところでしょうか? ただし、データが少ないので何とも言えません。どちらにしても、薬に安易に頼ると、後にしっぺ返しが来ますので、注意するしかないでしょう。
doctorf先生のご誠実さが、身にしみます。お忙しい中、このようにご丁寧なコメントを返して頂き、誠に恐縮いたしました。
お医者様と患者は、まずは信頼関係と思います。首に注射と言うのは、正直、あまり臨床例の無い先生にはして頂きたく無い…と言うのは正直な気持ちです。その点は、今の先生は、私自身、お任せしたいなと言う誠実さを感じましたので、これからもお世話になろうと思っております。そう思いながらも、揺れ動いてしまう自分を恥じますが…。このまま続けて、良い臨床例となることを信じて、頑張りたいと思います。本当にお手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした‼
茨城県水戸市在住です。
知人に 左手の痛みが 頸椎に原因があるとの診断で、H24年11月に近県の大学病院で手術を受けたところ
手術前より痛みが増してしまった人がいます。
現在は 左手に物がさわると痛いので
ほとんど使えない状態です。鎮痛剤も毎日 服用しています。
先生の論文を拝見して
是非 教えであげたいと思います。
ご迷惑でなければ 病院のご住所を
教えていただけないでしょうか?
また、通院が無理な場所でしたら
水戸周辺で どこか ご紹介いただけましたら、幸いに存じます。
頚椎の手術をされている場合、有効な治療法は神経根ブロックしかないと思います。星状神経節ブロックも効果があるかもしれませんが、直接的な効果は少ないと思います。神経根ブロックはペイン科の医師が行うことができますが、その手技はとても難しく、行える医師が数少ない上に、多くても数回くらいしか治療ができません。よって治療が長くかかる場合は非実用的です。私の提案は、傍神経根ブロックを行うことですが、これは私が開発したブロックですので、水戸周辺でこのブロックができる医師はいません。私の診療所は東京ですので通院は可能だと思いますが、来院されますか? 通院回数などは治療をしてみないとなんとも言えません。ただし、「手術をしても悪化」という内用から判断すると、簡単には治らない難治性のものだと思いますので厄介かもしれません。
それから、「知人の紹介」である場合、患者本人はこのHPのことをあまり知らないので、私に対する信用度が低い場合が多々あります。その場合は治療がうまくいかない事があるので注意が必要です。最後に携帯のメールアドレスではこちらからのメールが届かないことがあります。
先日、頚椎の件でコメントさせて頂いた多田です。その後の状況ですが、最初の星状神経節ブロックでは、効いた!と言う感覚がありませんでした。それから毎日、灸とうしん、と言う鍼治療をしました。5日毎日通って、日曜をはさんで、月曜に2回目のブロックを打ちました。先生に、5日間鍼ひ通って、少し楽になったとお話しました。ちょっと悔しいけど、僕も頑張りますと言ってくださいました‼神経痛って、文字通り神経の痛みですから、人によって違うと思います。その辛さを分かって下さるのは、物凄く有り難い事で、doctorf先生のブロクを読まなければ、わからない事でした。一番最初に整形外科に行って、これは治らないから、慢性病としてクスリを飲んで耐えなければいけないと言われた事で、痛みに耐えておりましたが、実はもう少し早くに、こういったブロクに出会えていたら良かったな、と思いました。
治りつつあると思います❗星状神経節ブロックと、東洋医学の二つで私は、治したいと思います。極力リリカをやめて。
doctorf先生が、身を絞って書いて下さったブログで救われました‼星状神経節ブロックは、1度で効く方もあるようですが、私は、今のところ2回でそれほどの効果はありませんが、2回目のブロック注射の時、先生が、前回はパンパンに腫れて、打ちにくかった注射が、今回は楽だと仰いました。たしかに少しずつ楽になっています。辛い方には、絶対お薦めです!本当に辛い方、一緒に頑張りましょう。doctorf先生の技術は、持って無くても、本当に心配して下さるペインの先生、鍼灸院の先生を信じて。
でも正直な所、doctorf先生の近くに住んで治療うけたかったです‼
突発性難聴で悩んでいます。
右耳の聴力が突然失われ、ステロイドパルス療法でも改善しませんでした。
主治医からは定期受診と末梢神経障害の処方を受けるだけになっています。
まだ、30歳と若く少しでも治療法があれば、可能性を信じたいと思っていました。
主治医から特に他の治療法への説明はありませんでしたが、本記事に突発性難聴にも適応があると拝見しました。
治療として選択してもよいか、素人の患者では判断できませんが、次回受診で主治医に相談してみようと思えました。
少し前に進めると思える事が出来き、多少気持ちも前向きになれた気がします。
ありがとうございます。
上頚神経節ブロックが突発性難聴に極めて高い効果を発揮するという記事を、まだ読んでおられないようなので、まずはこちらを読んで見てください。
また、突発性難聴の治療のアドバイスを耳鼻科医からもらおうとすることが、いかに無意味であるか?も、上記の記事からわかると思います。まずは現西洋医学が突発性難聴の治療に追いついていないことを熟知する必要がありそうです。熟知すれば「主治医に相談してみよう」ということが適切ではないことがわかるでしょう。まずはそれらを知ることが始まりです。
知らないことには治療を始めることができません。
毎年3万人の突発性難聴の患者が新しく生まれます。その中の2万1千人は西洋医学に頼ったことで後遺症を残します。もし、2万1千人の患者全員が私の元へすぐさま訪れたら、多くの方の後遺症は極めて軽くなるでしょう。しかし、それだけの人数が訪れれば、治療はほとんど不可能になり、診療所はパンクし、一人当たりの治療費が高騰するでしょう。現時点で、私の診療所はパンク寸前ですが、それでも運営できている理由は、ほとんどの患者が「突発性難聴に上頚神経節ブロックが極めて効果が高い」という事実を知らないからです。むしろ、知られていないことで助かっています。 知られていないからこそ、私はまだまだのんびり上頚神経節ブロックを行うことが出来ています。
また、治療実績が知れ渡れば、世界中の耳鼻咽喉科学会の権威が落ちます。耳鼻科医が大衆に信用されなくなるおそれがあります。それは社会秩序を乱すことですのであまり声を大にしては言えません。証拠がないからではなく、もうすでに証拠はそろっています。そうした「大人の事情」があることを理解していただければ、どうすればよいか?は自ずとわかると思います。
このサイトの治療内容について耳鼻科医からまだ一度も問い合わせが来ていません。つまり、耳鼻科医たちは「信用に値しない」と捨て置いていることがわかります。だから平和です。もしも彼らの目にとまってしまうと、平和ではいられないかもしれません。治療をするなら今です。
22歳女性です。6年ほど前から、自律神経症状(めまい、ほてり、胃腸障害、肩のこりや痛み(時々腕が動かせないくらい痛い)、頭痛、手足のしびれ、頭鳴り、不眠、等)に悩まされ、病院は行き尽くし、代替医療も含めてありとあらゆる治療を試しましたが、大幅に生活の質が向上するほど治療の効果のあるものは何一つありませんでした。
今接骨院でスーパーライザーをかけており多少効果を感じているので、星状神経節ブロックを試したいと考えておりましたが、身近なところで後遺症が残った人の話を聞いて怖くなって諦めていました。漠然と一生この状態で過ごすのだろうなと思い、就職も出来ないのだと思っていました。
しかしこのサイトを拝見し、最後の希望が持てました。この先生なら安心してかかれると思いました。完治まではいかなくとも、少しでも症状が改善する可能性があるのであればそれに賭けたいです。
先生に診ていただきたいので、診療所の住所を教えて下さい。どうかよろしくお願いいたします。
たしかにブロックの後遺症は怖いですよね。私もブロックを行う時は、自分の命をかけるほどに慎重にていねいに行います。絶対に後遺症を作らないぞという確固たる意志のもとに治療しております。100%安全ではありませんが99.9%安全であるように日々精進しています。そして今のところ、目立った後遺症は一人もおりません。ご連絡さしあげます。
急性低音障害型感音難聴で,低音域の聴力が一時的に落ちてしまいました。その後,自然に聴力は戻ったのですが,耳閉感が続き,耳鼻科医から末梢神経の改善薬を処方されています。服薬しても耳閉感は解消されず続いています。
神経ブロックはこのような状態にも有効でしょうか。また有効であれば,先生に診ていただきたいと思っています。
耳閉感によって生活の質がとても落ちてしまい,とても困っていました。先生のブログを見て少し希望が持てました。
どうぞよろしくお願いいたします。
耳の閉塞感にも当然ながら効果があります。通院できる距離であればなおよいのですが。
34歳女性です。11月に左見が突発性難聴になり聞こえなくなり、右耳も今日突然聞こえなくなりました。1型糖尿病で
全盲、透析していますので、耳鼻科に行きましたがステロイドの治療ができないとの事で、末梢神経の改善する薬をのんでいますが 改善はありませんでした。 糖尿病があり透析をしていてもブロックの治療はできるのでしょうか?
全盲でもこのように投稿できるのは、どのようになさっているのか、参考に教えていただけると幸いです。ステロイドを使えないことは、私にしてみればラッキーなことです。ブロックは糖尿病でも受けられますのでぜひ来院ください。全盲なのに聴力を失えばたいへんな事態です。その重大さを考ええれば、全ての治療に優先させてでも、万難を排して私の治療を受けに来る価値があります。
詳しく説明しなかった為、誤解させてしまいすみませんでした。
コメントを書いたのは、本人でなく
家族(姉)が記入しました。
次から次に、悪い事ばかりおきて
心配しすぎて、気持ちが滅入ってしまい
目だけでなく、耳までも聞こえなくなってしまったら、まだ持病がなければ
一緒にいろいろな事を頑張っていけると、もちろん思いますが
透析してから、血糖の変動がなぜか
激しくなってきてしまい
なかなか上手くコントロールができない感じになってきました。
(今まではコントロールできていました)
透析の方も、34歳ですが血管年齢が平均
して、70歳~80歳くらいとなっており
血管年齢がこんな感じだと先々
大丈夫なのか…と心配になり、
これどのように 頑張っていけばいいのか気がつくと、毎日すごく悩んでしまっていて、本当はできたら、気持ちを奮い立たせて、諦めたりせずに
前向きに進んで行ければいいと思うのですが、言い訳にならないと思いますが
藁をもつかみたい気持ちが
すごく強く先走ってしまい、早く記入したいという焦りがすごくあり
詳しく書かずに、本人が書いたように
記入してしまいました。
申し訳ありませんでした。
後、文章が上手くまとめれずに読みづらく、下手で本当にすみません。
血糖コントロールも含め自律神経の改善のために上頚神経節ブロックを受けてみることをお勧めします。わるいことばかり起こることに対しても、善処できるかもしれません(私が善処するというより、そのような気の流れ?を改善できるものを紹介できるという意味ですが)。
15年間以上、難病に苦しんでいます。
症状は首から上の火照り(のぼせ)です。
女性の更年期障害のホットフラッシュと違って、継続して火照りが続いてる状態です。
どのくらいの辛さかと申しますと、真冬でも窓を開けてクーラーをかけて扇風機をかけないと寝れません。(もちもん、そんなことを何年も続けると死んでしまいますので長生きは諦めている状態です)
会社員などの普通の仕事や旅行が出来ないどころか、お日様の下を歩くことも不可能です。
発症の原因は、ほぼ大半の医師に否定されますが、15年前以上に頭部に冷風機を直撃して寝ていたことです。
効果のある薬はベンゾジアゼピンです。
どうして効果があるのかは分かりません。心因性ではないのは断言出来ますが大半の医師は心因性だと決めつけます。
ベンゾジアゼピンが効果があるのは脳の興奮を抑えているのだと仰る先生もいました。
一度、受診することは可能でしょうか?
受診することは否定しません。が、あなたがどの程度の覚悟を持つか?が最終的な結果につながると思います。まずは、上頚神経節ブロックを行い、効果がどの程度出て、副作用の大小を確認し、リバウンドの有無を確認した上で、それを継続するか否か?を決めて行くことでしょう。
さて、世の中にはいろんな人がいて、「効果がどの程度出て・・・」という点について、1度きりの治療で判断してしまうほど「忍耐力のない方」が大勢いらっしゃいます。治るにはいろんな可能性があります。例えば、1度の治療では治らないものが、頻回の治療で治ること、他の治療とのコラボで治ること、他の治療師にお任せすることで治ること、などいろいろありますが、そういう可能性も含め私に敬意がない方は私のアドバイスを受け入れず、自分勝手に判断されるため、結果的に可能性を潰すことになります。
私は何度ももうしあげているのですが、他の治療師とコラボしても私は一銭の得もありません。あなたからお金をぼったくろうとも全く思っていません。そう思うのなら私への敬意があまりにも少なすぎるということです。上記のような症状を本気で治したいのであれば、本気である証拠にお金と暇を掛けなければなりません。お金も暇もかけないのに本気ヅラしないでください。と、声を大にして言いたいところです。
現代医学が治せない者を治そうとするならば、本気を出さなければならないことなど当然すぎますが、その覚悟もなく私にアクセスされると結局私にも他の治療師にも迷惑だけかけてしまいます。
私はあなた以外に難病の方々を必死に治療しており、あなたにかけられる迷惑をたやすく引き受けるわけにはいきません。覚悟が泣ければ迷惑をかけるということを再度ご確認お願いします。「迷惑なんて知るか!」というのであれば、立ち去ってください。敬意と覚悟があってはじめて、私にアクセスする権利が生まれることをどうか再確認ください。
早速の返事ありがとうございます。
先生のサイトを隅から隅まで読むのに時間がかかってしまい、お礼の返事が遅くなってしまったのをお詫び致します。
ご迷惑をかけることのないように、しっかりと覚悟を持って、また自分でも色々と調べたり、精神の鍛錬を致すのに、暫く時間がかかりそうなので、先生の治療を受けるだけの修行を完了することが出来たら再びアクセスさせていただきます。
今、現在の私ではご迷惑を掛けてしまう可能性が100パーセントないとは言い切れない状態だと思います。
修行を完了して、100パーセント自分で大丈夫だと思ったときには、よろしくお願い申し上げます。
覚悟は100%である必要はありません。60%もあれば十分です。私は「治すためのあらゆる努力」をします。その努力のひとつとして、私だけでは治せないものは他の治療師と協力するというものです。治すためにはいろいろとチャレンジしなければなりませんが、それを「たらいまわし」「ぼったくり」ととらえずに挑戦してみてほしいのです。精神修行は不要です。
ただ、期待が大きすぎたり、ラッキーでたった1回で治ることを期待していると、治らなかったときに私もあなたも落ち込んでしまい、それ以上前にすすめなくなります。だから心構えが必要です。ゆっくりじっくり治すという心構えです。15年も続いているものが、1回でなおるわけがないと心構えて下さいということです。その心構えがあるのなら、待つ必要はありません。どうぞすぐに来院ください。
はじめまして。28歳女性、ラムゼイ・ハント症候群患者です。
先月顔面麻痺を発症し、発症翌日から入院で抗ウイルス薬とステロイドで治療を始めました。
発症7日目の誘発筋電図検査では極めて重度と診断された為、少しでも予後に回復する可能性を持つために顔面神経減荷術を受けることになりました。
手術による後遺症のリスク、手術を受けたとしても改善する保証が無い事は覚悟しているつもりです。
ハント症候群で調べていく中で、星状神経節ブロック注射が治療として行われている場合がある事を知りました。
星状神経節ブロックは、軽度の方や重度でもリスクのある手術を行わなかった方が受けられている話をよく見ます。
私としては、出来る事はやっておきたいという気持ちから手術後、リハビリと並行してブロック注射も受けて見たいと思うのですが、手術を選択した時点で、さらにブロック注射をやっていくのは余計な事になってしまうのでしょうか。
本当は手術前にまずは1度ブロックをしておきたかったのですが、ずっと入院だったので叶わず仕舞いでした。
手術した上で、その後ブロック注射をしていくという方針について、先生のご意見をお聞かせ頂けますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、宜しくお願い致します。
[手術を選択した時点で、さらにブロック注射をやっていくのは余計な事]というようなことはありません。可能性のあるものは全て行うべきと思います。ただ、治療効果は出にくいということだけは確かです。手術も否定しません。やれるべきことはやるという意味で。順番は任意です。その理由は「効果が際立つものが何もないから」です。上頚神経節ブロックでのご協力はさせていただきます。
はじめまして。40歳女性です。
13年程前に、左上半身、頭までの激痛が起こり、様々な科を受診しましたが、原因がわからず、最終的に歯科で左下の神経がない歯の根元の炎症だとわかり(判明した時点で2か月半経過)、抜歯したところ前方左側の首、鎖骨、胸などの激痛が治ったのですが、左奥上顎、(奥歯の根元、抜歯後の第二大臼歯の歯茎周辺)から首の方へ続くようなジリジリ、じわじわした痛み、左側の後頭部、首の付け根の圧痛、鈍痛が残りました。
東京の医科歯科大学のペインクリニックでは、否定型歯痛と診断され、漢方薬やデパス等を処方され、2年間ほど通院しましたが、改善しないまま、出産のため一度治療を断念しました。6、7年間、子育てに追われながら何とか痛みを我慢していたのですが、今年始めに悪化。最近、別のペインクリニックにて、再度治療を始めてみようと思い、通い始めたのですが、初診でサインバルタを処方され、酷い吐き気とめまい、不眠、発汗、立ち上がれなくなり、服用4日目でストップしました。また、近々、再診の予定ですが、また違う種類の抗うつ剤を処方され、副作用を恐れながら、服用しなければならないなら、神経ブロックをお願いしようと思うのですが…やはり、慢性疼痛にはブロックは難しいのでしょうか。大変悩んでおります。
先生のお考え聞かせて頂ければ幸いです。
慢性疼痛にブロックは、はっきり言って難しいです。というよりも、非定型・・・と言われている時点で「現医学では治療法なし」と宣言されていることに等しいという認識をまず持たなければなりません。西洋医学が治療放棄したことを意味しているのですが、「治療放棄した」とは言わないで非定型・・・というような言い方をして患者をだましています。このような言い方は、特発性・・・原発性・・・という言い方と等しく、原因不明で治療法がないものをまとめてそのように読んでいるということを知る方が幸せです。
難治ではなく、治す方法がないと宣言されて見捨てられているのです。見捨てられた場合は精神がおかしいことにしてしまい、精神科薬を出すことが西洋医学でのルールになっています。これはあなたの症状を「絶対に治らない」と言っているわけではありません。治すためには普通の医者の意見を参考にしてはいけませんよと言っています。つまり、私のような「西洋医学が見放した症状を専門に治そうとする者」の意見を信頼して試みる以外に手がないと述べています。大学病院を転々としたり、お金のある方は海外の大学病院を渡り歩いたりして治そうとしますが、そもそもどんな名医であっても西洋医学の医師では治せないのが非定型・・・特発性・・・原発性・・・なのですから、無駄な話です。
しかしながら、西洋医学を信じるように教育を受けてきた一般市民の方々は、西洋医学以外の治療師の言うことを信じる勇気がないことが困ったことです。常識では治せないことを早く理解すべきですが、あなたにその勇気があるか?が試されています。
神経ブロックをお願いするのはかまいませんが、治す方法がないものに一体どんなブロックをすればよいのか?を知っている医師は西洋医学の医師の中には存在しません。しかし、頼み込めば星状神経節ブロックくらいなら行ってくれるかもしれませんが、星状神経節ブロックはそれなりにリスクが高く、また、しっかり星状神経節を狙える医者などほとんど存在しませんから、あまり効果が期待できません。極めて腕の立つ医師であれば星状神経節ブロックをうまくヒットさせることができるかもしれませんが、それにしても運に左右されることが多く、一定した効果は期待できないのが普通です。星状神経節ブロックはそれほど難しいブロック注射なのですが、多くの医師は注射の量を増やし、「下手な鉄砲、多く打てば当たる」というように5㏄も注入しますので、リスクが高いのです。ただし、効きもしない形だけの星状神経節ブロックであれば、誰にでもできるといってよいでしょう。大学病院のペイン科の医師のレベルでは正確に星状神経節ブロックを打つことは難しいと思います。もっと熟練したペイン科の開業医師を探すことです。
というような現状をまずご理解ください。
さて、慢性疼痛の原因は頸椎にあるということがしばしばあると私は考察しており、真に完治させていくためには骨格から治していかなければならないと、来院する患者に教えています。よって、私のクリニックではカイロプラクターに来ていただいて、または腱引き師の先生に指導を仰ぎながら脊椎矯正も含めてブロック治療を行っています。私一人の力では難治性疾患治療の成功率が低いからです。腱引き師やカイロプラクターの治療も同時に受けるとなると、それなりにお金がかかりますが、それを出し惜しむような志の患者様には、私はできるだけかかわりたくありません。普段から忙しいというのに、私の指導を信じていただけないような方とおつきあいする暇がないからです。
西洋医学が見放したということは、治療には保険がきくはずがない、ことを意味しており、その点が理解できない方は治すことも難しいため最初から手を出しません。難治性、医師に見放された症状、を治すには、西洋医学以外の発想に頼るしかないということを自分自身の頭で考えられる方かどうか? が運命の分かれ道だと思います。
断言しておきます。難治性を治すのであれば、患者自身が多大な努力をしなければなりません。医師に任せっきりで治るならとっくに治っています。例えていうならば、今からダイエットで10キログラム落としなさいというようなものです。本人が努力しなければ、ダイエットは成功しません。医師がいくらブロック注射したところで、患者が食事制限しなければ結果は出せません。それくらい患者側の努力と覚悟をもって暇とお金をつぎこむ必要があります。それは現実と向き合うことを意味しています。現実から逃げる方は長い長い時間経過で自然治癒させていくしかありません。しかし、人生は短い。だから人は覚悟を決めるのです。
ちなみに、暇をかけたくない、お金もかけたくない、という方は、手術を選択する率が非常に高いです。これはバクチです。バクチも否定しません。ですが、難治性のものにバクチで体当たりすると、当然ながら負ける結果を生む確率が高くなります。
最後に、こうしたお話が理解できて、私を信じることができるか?が、分かれ目だと思います。私はあなたに信じてもらいたいわけではありません。慢性疼痛は私にさえ治療成績を出すことが難しく、リスクも負います。なるべく手を出したくないという本音があり、その本音を打ち砕くのはあなたの覚悟です。難治性を治すには本人の覚悟がいりますよというとても当たり前な話をしているだけです。
ちなみに、遠方に住んでいるということはあまり関係ありません。私のところへは飛行機で来院される方が普通におられます。気分を害されたなら申し訳ありません。傷つけるつもりはなく、ただただ、慢性疼痛治療は難しいということを言いたいだけです。さらに、薬漬けになった慢性疼痛の方は、誰が何をやっても治らないほどに病態が複雑化することを付け加えておきます。安易に薬剤に頼るととりかえしのつかない脳の変化(過敏性)が起こる可能性がありますので用心ください。
お忙しい中、ご回答頂き大変感謝致します。
先生のお考え、長年悩んで来た私に大変心に響くものです。多分、治らないだろうなと思いつつも、何とか治らないかとあがき、再度ペインクリニックに通い始めましたが、副作用の強い抗うつ剤を出され、やはり、西洋医学には解決の糸口がないのだろうなと感じてはいましたが、明確に断言して頂くことで、覚悟が出来ました。ペインクリニックの再診は止めました。
先生のおっしゃる通り、こうなった以上は、時間やお金をかえりみず、治すための様々な自分自身の努力が必要だとひしひしと感じ、勝手ながら背中を押して頂いたように感じています。
ありがとうございます。
もし、可能であれば、是非先生に診て頂きたいです。宜しくお願い致します。
では、お互いにがんばりましょう。
初めてご連絡させていただきます、38歳男性です。
首の後ろから肩、腕(上腕二頭筋側)にかけて神経痛があり、痛みに耐えられずペインクリニックを受診ししレントゲン撮影をしたところ、ストレートネックが原因ではないかということで星状神経節ブロックの治療を数回し2ヶ月程で痛みが無くなりました。
しかしその後、トレーニングをする際に胸筋と上腕二頭筋に力が入らず、意識的に力を入れようとしても以前のように筋肉に力が入りません。
これはブロック治療の後遺症の可能性はありますでしょうか。
また、このような症状の場合には回復に何が必要でしょうか。
もし受診が必要であればどこの診療科へかかればよろしいでしょうか。
大変お忙しいと存じますが、ご教授頂けましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
ブロック直後から症状が出現したのでなければ、ブロックとの因果関係は低いと思われます。原因はC5か6の前根だけが特異的に障害が出ているのではないかと思いますが、前根は脊柱管内にあるので外からのアプローチでは治療が及ばないことが多いと思います。ストレートネックが根本的な原因になっているはずですが、ストレートネックを治療するには、CBPカイロプラクティックという特殊な技能が必要で、かつ時間と暇がかかります。横浜にご紹介できるカイロプラクターがいますが、どちらにしてもすぐに治るというのは難しく、首を温めるなどの民間療法をまずは根気をもってやられることをお勧めします。自然に治ることもしばしばあると思います。
ご多忙の中、ご回答頂き感謝いたします。
症状が出たのは、一番最初のブロックから約2ヶ月、最後のブロックからは2週間くらいかと思います。
横浜のカイロプラティックをご紹介頂けるということで、ありがとうございます。
しかし横浜まで通うのは厳しい距離ですので、まずは近くで探してみたいと思います。
もし通える環境になりましたら是非お願い申し上げます。
ひどい肩こりで、8年近く悩んでいます。
肩こりと言っても、首は頭の付け根から肩、肩胛骨の脇を通って下の方までの一連が痛く、特に首の左右(少し後ろ側)の痛みが毎日続いています。
このせいであるかはわかりませんが、上半身が常に緊張し、慢性的な疲労があります。
2ヶ月弱前からペインクリニックに通い、トリガーポイント注射を首、肩、背中に毎回80カ所近く行ってきましたが、大きな改善はみられませんでした。
このような状況ですが、星状神経ブロック節ブロックを今後行うことは、何か改善の可能性があるものでしょうか。
「トリガーポイント注射を首、肩、背中に毎回80カ所」って、そんな治療があるんですか??? いったい何CCの薬液が体に入るのですか? そしてどのくらいの時間と費用がかかるのですか? 全て興味津々です。 さて、星状神経節ブロックは血管を拡張させて血行を改善させるための注射であり、痛みを除去するためのものではありません。血行を改善させると、症状が改善する可能性がありますが、それがすなわち痛みを消失させることに直結しません。が、トライする価値はあるでしょう。
毎日2回、80箇所は普通に行われてます。計160箇所。
そこは入院施設もあります。
入院患者はそれを数カ月やっている人が多いです
中には1年というつわ者もいます。
料金は非常に安く、昔からよくやれていると思います。
1000円位なもんです。
ただでさえ、痛みに敏感な人に1日一人に160箇所ですから、
想像するだけで、どうなるかが分かりますよね?
乱雑な注射ミスで神経ブロックになってたりしてました。
注射の速さは物凄い速さで、80箇所でも3分で終わります。
しかし、副作用はまったくないと断言してます。
薬の処方も乱雑です。
ちなみに多くの痛みの原因は筋肉だけと信じきっています。
それで、ほとんどの痛みが治るみたいです。
実際は、現状維持か悪化が多くを占めているような
気がしました。
しかし、良心的な金額なので、それで治ればラッキー
って事ではないのでしょうか?
まーいろいろ本だしたり、最近ではマスメディアに
も出演していいるみたいですので、印税だったり、いろいろ収入
があるのではないでしょうか。
鍼灸と同じような治療だと思います。筋肉に注射していますが、つぼ刺激にもなっており、刺激が交感神経に関わって、結構改善などをさせているのでしょう。金額は良心的というよりも奉仕活動です。その奉仕の精神には敬意さえ感じます。ただし、使用する針の太さによる出血リスクや、同じ針で打つ不衛生さなどの問題はあると思います。印税などは微々たるものなので、マスコミに出るのは宣伝効果です。
御世話になります・・兵庫県在住の女性(53歳)です。昨日こちらを
知る事が出来ました・・宜しくお願い致します。
①今年の1月末頃より肩・首・指・足の指の付け根等にしびれや痛みが出て
動きが制限される日々が続き2月中旬に健康診断(毎年受診の健診専門
センター)に行きました。結果は数値的に異常は有りませんでした。
②持病の喘息のかかりつけ医で痛み止めの漢方を処方され1か月
服用しましたが何も変化有りませんでした。
③3月末に整形外科を受診しましたが 何も悪くないので
身体をなるべく動かしなさいとの事でした。
④暖かくなるのと同時に少しずつ痛む場所が減ったのですが、4月中旬頃
突然腕に激痛が走り肩にも痛みが有ったのですが③により
しばらくは軽い体操等を出来る範囲で続けました。
⑤腕も動く範囲が狭くなり肩も痛くなり再度 5月初旬に整形外科に
行きました。
⑥五十肩との事で週3でリハビリ(首・腕の温め)に通い
週1でヒアルロン酸の注射をして頂いてました。なかなか効果が出ず
2週間後には週2に増えました。
⑦痛みがひどく6月初旬(6/5)に痛み止め注射も追加されました。
その後6月中旬からは週3のリハビリ+週1でヒアルロン
週2で痛み止め注射の繰り返しでの治療で一応改善された為
9/25で通院終了しました。
説明が長くて申し訳ございません
⑦より・・初回が6/5で 2回目が6/12で2度痛み止め注射をして頂いた所
6/13には24年ぶりに嗅覚が戻りました。本当に驚きました。
24年間に検査や通院し薬の服用もしましたし 時々正常になる時も
有りましたし 嗅覚障害・嗅覚異常はなかなか治りにくいので・・
との事で諦めてしまい 段々嗅覚が無い事に慣れてしまい
24年経ってしまった様な状態でした。
しかし痛み止め注射をして頂いてる期間は完全に嗅覚は戻り本当に
久し振りに幸せな日々を過ごせました。
整形外科での痛み止め注射が終了し、また嗅覚を無くしました。
通院中に気付いたのでは無くて後になり考えてみると
痛み止め注射としか思えなくて・・でも疑心暗鬼で・・
ネットで 嗅覚障害 痛み止め注射 関係性と入力し
こちらにたどり着いたのです・・
正しかったんだと判り本当に嬉しくなりました。
ただ・・耳鼻科で痛み止め注射をして下さいなどと
お願い出来るものでは無いだろうと素人ながらにも思いますし
今現在 痛い所が無いのでペインクリニックでも無いのかも・・等
悩んでいる所です。
こちらを拝読し先生は素晴らしい方だと重々感じておりますが
関東まで通う事が難しい為 良い方法を教えて頂ければと
厚かましく こちらに相談させて頂きました。
お忙しいところ申し訳ございませんが
どうぞ宜しくお願い致します。
嗅覚障害が治るのでしたら、その方法は理論的であろうとなかろうと関係なく積極的に行うべきです。痛くなくても注射はすべきであり、悩む必要は一つもありません。通っている整形外科に再び通い「肩が痛い」と訴えてでも注射を受けなければなりません。
痛み止めの注射で嗅覚障害が治るなどという奇跡が起こっているのですから、そんな大切なチャンスを逃してはいけません。もしも、注射で改善しなかった場合はまたご相談ください。
お忙しい中 返信頂き有難うございました
『また ご相談下さい』とのお言葉・・
とても嬉しく また励みになります
勇気を出し行動してみたいと思います
本当に有難うございました
自律神経失調症状な長年悩まされています。星状神経節ブロックを知り受けてみたいと考えておりますが、やはりリスクが恐怖で躊躇しております。調べると超音波で神経の場所を調べながらやる病院もあるようです。貴院ではどのようにしてリスクを回避されていますでしょうか?情熱のある貴方様のブログに貴院で治療を受けてみたいと勇気が出て参りました。
医療秘書のAと申します。自律神経系の疾患の原因や治療方法は多岐に渡り、一筋縄ではいかず、かなり根気が必要な場合が多々あります。当院もリスク回避を徹底し、院長が超音波を使い慎重に治療を行っておりますが、ブロック注射において副作用もございますし、リスクゼロの治療はないとお考え下さい。まずは、ブロック注射に関する正しいご理解をお願いします。そして、ブロック注射を軸に、他の治療師とタッグを組むチーム医療であなたさまに合った最適な治療方法を探ります。それには、あなたさまとの信頼関係がなによりも大切であり、最良の治癒へ道を進む第一歩でございます。あなたさまの連絡先にご連絡させていただきました。ご確認いただければ幸いです。
リスクとは誰もが想定されているものと考えていますが、真実はそうではありません。想定内のことはベテランの医師であればほとんどを避けることができます。もちろん、世の中にはベテランではない医師が大半を占めますのでケアレスミスから大きなリスクに突入というパターンも見られます。よって、リスク回避にはベテランの医師で評判のよい医師を探すことがよいでしょう。しかしながら、体質がアブノーマルな患者では想定しない出来事が起こります。これはベテランの医師でも避けることができません。なぜなら想定していないからです。
ベテランの医師が想定外のリスクを避ける方法は、リスクが高そうな患者に治療することを避けることです。中でも自律神経失調症は、もっともリスクが高い患者となります。なぜなら、自律神経とは、体に異変が起こった時に、自動的にその異変を調整して正す役割の神経だからです。その自動調整ができない状態を自律神経失調症というわけですから、少しのストレスでも大きな異変が生じます。
つまり、ベテランの医師であれば、自律神経失調症をブロックで治療しようとしません。それはあまりにも無謀で自ら医師免許を破り捨てる自殺行為となるからです。綱渡りになるのは患者自身だけではなく、医師も人生を賭けた綱渡りになります。自律神経失調症とは想定していないことが起こることが多いですよという病名です。あなたが医者の立場であれば、そんなリスクの高い患者にブロックをしようと思いますか? 絶対に思わないはずです。
アメリカの医師は、それでもリスクある患者に治療をするようですが、彼らは綱渡りをしません。万一のことが起これば、お金で解決するために、バカ高い保険料を支払い、訴訟などに対応するというリスクの避け方をします。その分、治療費がうわ増しにされており、日本の5倍から10倍もの費用がかかることも普通です。
日本の医療費は安いです。だからリスクある患者は「大胆な治療はしない」という方向に流れざるを得ません。
さて、それでもリスクある患者を積極的に治療をするのであれば、リスクを避ける唯一の方法は、一人一人に時間をかけることが必要になります。時間をかけることが予期せぬリスクにも対応できる唯一の手段です。
もし、リスクを避けてもらいたいのなら、診療に1時間はかけてもらうことです。それ以外によい方法はありません。1時間かけるということは、他の患者の診療時間を奪うことをも意味しています。つまり、リスクを回避してほしいと強く願うことは、かなりぜいたく品であるということを知らなければなりません。ぜいたくなだけでなく他の患者にも迷惑をかけます。医師の精神疲労も少しではすみません。
あなたが医師の立場なら、こういうリスクのある患者に積極的なブロックを行うとしたら、いったいどのくらいの治療費を請求すれば妥当だと考えますか? 私の場合は通常、1時間に3万円以上は稼ぎますから、リスクある患者に1時間さくのであれば、6万円は最低でもいただきたいです。それが綱渡りをさせられる精神疲労に対する金額で、妥当な線だと思います。
もちろん、1回の治療で完治してしまうのであれば6万円は安いでしょう。しかし、100回通わなければならないとすれば600万円かかります。
というように、リスクある患者が積極的な治療を受けるには、実際には多大なコストがかかるということを知らなければなりません。しかしながらリスクを回避することがそれほどお金がかかることであるということを知らない患者は、とても安い金額で、リスク回避を強く望みます。よって、医師はそういう患者に積極的な治療はしない以外に方法がなくなるわけです。若い医師は、自律神経失調症の患者がリスクが高いということさえ知りませんから、安い治療費で大胆に治療し、そして実際に医療事故を起こします。ベテランの医師はリスクが高いことを知っているので手をだしません。これが医療の世界の実態です。
その中で、私のような、リスクに立ち向かう献身的な医師がいたとして、その医療チームに治療を要求するとして・・・あなたに必要なものは何であるか?ということを真剣にかんがえなければなりません。お金というのもアリです。お金は感謝のしるしとして成立します。では大金が払えないのであれば、あなたには何が必要ですか? それは我々医療チームに敬意を払い、そして信頼と責任において全てをゆだねることでしょう。リスクの高い人は、そういう精神を持っておかなければ、我々から愛想をつかされてしまうことになるわけです。
ブロックにおいて、もっとも恐ろしいのはリスクです。効果うんぬんよりも、リスクを回避できるかどうか?の方が、人生において断然重要なことです。しかしながら、一般の方々は効果ばかりを追い求め、リスク回避にお金を支払わないのです。そうした患者の態度に、我々がどれほど悩まされているか、想像できますでしょうか?
リスク回避を要求することは、とても値段の張ることだということを認識ください。そして、リスクを避けたいのであれば、安全をお金で買うという意識を明確に持ってください。
医療において、「安全」はもっとも値がはります。安全を提供することができる医師は非情に価値が高いものです。その対価分の感謝や敬意がなければ、治療は進みようがありません。つまり、敬意・感謝・信頼を示すことができない患者は、自ら治療を拒否しているのとおなじことになります。どうかそのことを心に深く刻み込んでくださるようお願い申し上げます。