2015年~2016年に初来院し、かつ2017年12月~2018年1月の2か月間に当院を受診した1年以上の長期継続症例の通院実態を調査しました。
2017年の新患症例は98%が遠距離通院でしたが、長期(1年以上)継続通院患者は50%が徒歩圏内からの来院でした。この理由は当院は2015年4月開院。開院当初は近隣からの患者がほとんどであったものを、2017年から有料予約制を導入し近隣からの軽症患者のしきいを高くして受診しにくくし、全国からの難治性症例の優先診療を開始したためです。よって新患は圧倒的に遠距離からの症例となりました。しかし長期継続症例は有料予約導入前に初来院した患者であるため、近隣からの受診に制限がかかっていませんでした。そのため徒歩圏内からの来院症例が半数になっています。
ただし、半数は遠距離通院症例です。これらの症例は「たとえ遠距離でも当院に通い続けている症例が少なくない」ことを意味します。常識的に考えれば、こうした結果は当院の治療成果の優位性です。近くに病院はいくらでもあるのに、遠距離から継続通院するのですから。