医学は科学であり、科学は原因がはっきりしている疾患しか治療ができません。たとえば足に針で刺されているような痛みが走っているのにMRIでも採血検査でも全く異常がないというような場合、現代医学ではこれを治すことも原因を推測することもできません。また、複数の疾患が重なると全ての診断学は根底から崩れ、治療が混迷するのも現医学の決定的な弱点です。密医学はこの弱点を克服するものです。
それはあくまで西洋医学を基礎とした上で、西洋医学が未だ追いついていない領域の症状にも積極的に治療を行い、改善させた上で治療実績を元に真実を追究することで達成します。診断がつかないと治療をしないという西洋医学の弱点を克服しています。病気を改善させることを優先し、今の科学では診断がつかない病態には無理に診断名をつけず、治療を優先するという立場にあります。
「真実を追究する医学」とは「未知の病態生理を追究する姿勢」を意味し、未だに解明されていない自律神経や免疫の働き、脳幹や脳の働き不良による病態を考え、さらに現代科学では解明されていない未知の波動による病態(霊障なども含む)をも考察し治療する姿勢を意味します。
これは「信じることが到底できないオカルト分野」にまで思慮を及ぼすことを意味し、科学のすばらしさを讃える多くの方々を不快にさせるかもしれません。真実を追究する姿勢とは、そうした科学者の抵抗に屈することなく研究を進めていく姿勢です。
しかしながら密医学は西洋医学を無視するものでも否定するものではありません。しっかり西洋医学知識を持って治療をするのですが、その原因として西洋医学では解明されていない疾患、目には見えない波動が関与する疾患に対してまで進んで真の原因を推測し治療・研究していくものです。密医学はどこまで行っても西洋医学を土台として成立していることに変わりがなく西洋医学を否定するものではないことを宣言します。
見えているものを理解したうえで見えていないものまで理解しようとすることが真実を追究することであり、その精神を医学に用いたものが密医学です。既知の事実でしか判断しない、原因不明な病態でさえ既知の理論に無理矢理当てはめてしまう西洋医学の短所を補うために密医学があります。しかしながら現代科学の水準では見えない世界の診断・治療であるため「密」になります。